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ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー(グッドイヤー)は本日、大型トラックの自動運転技術のグローバルプロバイダーであるPlus(前Plus.ai)社と、戦略的業務提携を発表した(中国 上海)。今後グッドイヤーは、運輸・輸送業界の変革となるインテリジェント性を高め、最適化されたトラックの自動運転ソリューションの提供に携っていくとしている。
グッドイヤーとPlus社は共同で、グッドイヤーのコネクテッドタイヤからの情報を、Plus社の自動運転システムを通して、燃費効率化を機械学習するオンラインシステムに取り込み、燃費をさらに向上させる研究をしている。
また、グッドイヤーのインテリジェントタイヤとPlusの自動運転システムを統合することで、悪天候など極端な道路状況下における、車両のトータル性能も向上させたい考えだ。
グッドイヤーのコネクテッドタイヤを含む一連のソリューションサービスの提供により、Plusの自動運転「レベル4」を搭載したトラックトレーラーの輸送効率と安全性をさらに向上させ、炭素排出の低減を可能にするとしている。
Plusはすでに、運転手が搭乗した状態での自動運転ソリューション「PlusDrive」を顧客に提供を開始している。また、2021年の第3四半期には、「PlusDrive」を搭載した「FAW J7 L3トラック」(自動運転システムを搭載した最初の車両)の生産を開始する予定だ。

●両社のコメント
グッドイヤーの上級副社長 グローバルオペレーション&CTO クリス・ヘルセル氏は下記のようにコメントしている。


クリス・ヘルセル氏:

タイヤは、車両のなかで唯一路面に接する部分であり、自動運転のような未来のモビリティソリューションを実現するためには重要な要素です。グッドイヤーは、商品開発とイノベーションにおけるリーダーシップをもって、フリートビジネスの効率化をサポートしており、今回Plus社とともに運輸・輸送業界の未来の可能性に携われることを嬉しく思います


一方のPlus社COO&共同創設者 ショーン・ケリガン氏のコメントは下記のとおり。


ショーン・ケリガン氏:

私たちは、私たちが持つ自動運転技術を使って、顧客の皆様により多くの価値を生み出す機会を常に模索しています。Plus社とグッドイヤーの業務提携は、両社の革新的な燃費技術を共有し、これらを活用して自動運転トラックの性能をさらに向上させることができます



●Plus社について
Plus社はシリコンバレーに本社を置き、ハイテクやAIに精通した起業家や業界人によって2016年に設立された、長距離トラック輸送の自動運転技術を開発する企業。長距離輸送トラックをより安全で効率的で持続可能なものにするために、低コストで高性能な自動運転レベル4技術に注力している。
さらに、大手トラックメーカー、フリート、エコシステムパートナーと協力して、天然ガスを搭載した自動運転トラックを含む脱炭素輸送ソリューションの開発を推進。詳細については、 https://www.plus.ai を参照。

●グッドイヤーについて
グッドイヤーは世界屈指の大手タイヤメーカー。従業員数は約7万2000人、世界23か国、55の生産拠点を展開している。米国オハイオ州アクロンとルクセンブルグのコルマーベルグの2か所に技術開発センターを有し、技術・性能の両面でタイヤ業界の標準を形づける最先端の製品とサービスを開発。グッドイヤーと製品の詳細情報は、 https://www.goodyear.com/corporate を参照。

(ロボスタ編集部)