子どもの前で、過激な対戦ゲームをやらない方が良い理由
あなたのお父さん、お母さんはどんな人ですか?
小学生のころ、こんなテーマの作文を宿題に出されたことはあるだろうか。
家に帰り、両親にお仕事のことや趣味について聞いて回った思い出があるという人も多いだろう。なんとも微笑ましい家族団らんの一幕だ。
しかし、中には思わず二度見してしまいそうな殺伐とした作文もあるようだ。
それが、こちらだ。
穏やかじゃない(以下、画像はニジマス先輩(@nijimasu_senpai)さんのツイッターより)
この作文は、タイトルを見るにお父さんのことについて書かれているようだ。
読み進めていくと、この子のお父さんはどうやらゲーム好きで、中でもAPEX(「エーペックスレジェンズ」、対戦型のシューティングゲーム)というゲームが好きらしい。
ここまでは至って普通の紹介文だが、問題はそのあと。
「どうしてAPEXが好きなのか」という質問に対するお父さんの答えは、
「人をころしたいからかな。」
というもの。文面だけ見ると、まるでこのお父さんがかなりの危険人物であるかのようだ。
なかなかに物騒なこの「家族紹介」に対し、ツイッター上では、
「これは緊急面談のお知らせきますわ」「微笑ましい(?)」
「せめて『勝負に勝ちたい』という理由にしてwwww」
といった声が寄せられている。
見事な誘導尋問
話題になっているのは、件の作文に書かれた「お父さん」であるニジマス先輩(@nijimasu_senpai)さんが2021年2月18日に投稿した写真だ。
Jタウンネット編集部は22日、投稿主のニジマス先輩さんに詳しい話を聞いた。
作文を書いたのは現在小学二年生の息子さん。先に受け取っていた奥さんが爆笑しながら仕事中のニジマス先輩さんに見せてきたのだという。
ニジマス先輩さんは問題の質疑応答のシーンを振り返り、上記と別のツイートで、
「これマジで誘導尋問で、1週間で3回くらい『好きなゲームは?』って理由言わずに聞かれて全部クロノトリガーって答えてたんですよ、4回目くらいで流石に飽きてきてAPEXって答えたら罠でしたね」
と説明した。
「おそらく息子は自分が知らないレトロなゲームじゃなく、知っている(=イメージできる)回答が欲しいんだな、と思い共通の認識があるソフトを挙げました。
(『人をころしたいからかな。』の)返事については冗談めかして言って、この後に息子から『いや殺しちゃだめでしょ』というようなツッコミが入る所までが日常会話だったので特に深い理由はありませんでした」(ニジマス先輩さん)
長男くんの作文、子供の前で過激な描写があるゲームをやってはいけない理由がよく分かるな pic.twitter.com/2vAhyJdhy7
— 【デコイ】ニジマス先輩 (@nijimasu_senpai) February 18, 2021
実際に作文を見た際の感想としてニジマス先輩さんは、
「どこが花丸やねん、と笑いました。題材は家族でも友達でも誰でも良かったようで、なぜ私なのかを聞いたら『書きやすかったから』と言われました、書きやすくてこうなるのか〜〜とここでも笑いました」
と述べた。
また、ツイッターでの反響については、
「息子本人はウケ狙いで書いたわけではないようですが、たくさんの方に見て笑って頂けたようで息子も喜んでいます」
とコメントしている。