[みみよりライブ5up - 広島ホームテレビ] 2021年2月8日放送分では、ヒバゴンが目撃されて50年を迎えたことを取り上げていました。

今から50年前、庄原市西城町で未知の生物が相次いで目撃されました。

目撃者の証言によると、体長は約1.6メートル。顔に毛が生えていてゴリラのような体つきをしていたといいます。比婆山麓で目撃されたことからいつしか「ヒバゴン」と呼ばれるようになりました。


こわい...(c)google

瞬く間に世間の注目を集め、西城町には問い合わせが殺到。静かな街は大騒ぎになりました。

しかし正体不明のまま、ヒバゴンの消息は途絶えてしまったのです。

オンラインでツアー動画を作成

落ち着いたかに思えたヒバゴンフィーバー。しかし西城町での人気は絶えませんでした。

1999年には愛くるしいキャラクターとして登場。その後スイーツや野菜、バスのラッピング、さらにヒバゴンの歌まで。


西城町Facebookから

去年は目撃から50年を迎え、オリジナルTシャツも完成し町をあげて盛り上がるはずでしたが、新型コロナウイルスの感染拡大で様々なイベントが中止に。

そのため家でも楽しめるようにと急遽オンラインでツアー動画が作成されました。動画ではヒバゴンのほか、人気の観光スポットや地元グルメなどを紹介。ユーチューブで見ることができます。

また西城紫水高校では、去年の体育祭で庄原市民が作った「ヒバゴン音頭」を踊りました。

これまでの体育祭ではフォークダンスを踊っていましたが、去年は新型コロナ感染予防のためソーシャルディスタンスを取ったこのダンスに変更したそうです。

ヒバゴンは救世主?

現在西城町が抱えているのが深刻な過疎化問題。65歳以上の割合は50%を超えています。

西城町観光協会は、町の活性化を促す起爆剤としてヒバゴンに大きな期待を寄せています。

事務局の岡崎優子さんは「ヒバゴンという魅力的なキャラクターを生かしながら、町の魅力を伝えることで移住や定住にも興味を持っていただけたら」と話します。

ヒバゴンは、こんなにも愛されキャラになっていたんですね。

(ライター:momiji)