松浦亜弥にふんした山崎夢羽
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 公開中の映画『あの頃。』で、松坂桃李が演じる主人公が夢中になるアイドル・松浦亜弥役を務めるのは、ハロー!プロジェクトのアイドルグループ「BEYOOOOONDS」の山崎夢羽(やまざき・ゆはね)。伝説のアイドルにふんした山崎に改めて注目したい。

 劔樹人の自伝的青春コミックエッセイを原作に、さえない日々を送る青年がアイドルにハマり、オタクたちと出会い、青春を謳歌(おうか)する姿を描く本作。監督は『愛がなんだ』などの今泉力哉。大学院受験に落ち、恋人もおらず、金もない劔(松坂)は、どん底の生活を送る中、“あやや”こと松浦亜弥の「桃色片想い」のミュージックビデオを目にしたのをきっかけに、ハロプロのアイドルたちの熱狂的なファンになりオタ活に没頭していく。

 劇中でキーパーソンともいうべきあややを演じるのは、現役アイドルの山崎。2002年生まれ、愛知県出身で現在18歳の山崎は、2016年にハロプロ研修生に加入。2019年に「BEYOOOOONDS」としてメジャーデビューを果たすと、その年の第61回「輝く!日本レコード大賞」で最優秀新人賞を受賞した。

 そんな山崎にとって、松浦は歌もダンスもトークもすべて完璧な“本物のアイドル”。「歌の勉強をする時には、いつも松浦さんの曲を聴いて、こんな風にやってみようと研究しています」と明かすほどだ。今作で松浦を演じることになり、「こんなに嬉しいなということはないです。歌って踊るシーンはではなかったので、どうやって松浦さんを表現したらいいのかが難しかったです。でも、応援してくださっている方に雰囲気が松浦さんに似ているねと仰っていただくことがあったので、このまま頑張ろうという気持ちで取り組みました。精一杯出来たと思います!」と語っていた。

 ほか、本作には仲野太賀、山中崇、若葉竜也、芹澤興人、コカドケンタロウらが出演し、ハロプロ愛にあふれるキャラクターを演じている。(編集部・小山美咲)