(写真:アフロ)

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民主党のジョー・バイデン氏(77)の勝利宣言に沸いているアメリカ大統領選挙。そんななか、福井県立大学・島田洋一教授(63)のツイートが波紋を呼んでいる。

「WILL」や「正論」といった雑誌に寄稿し、FM福井の番組審議会委員も務めている島田教授。9月5日、自身のTwitterにこう投稿していた。

《民主党の顔は実はバイデンでもカマラ・ハリスでもない。アレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員(31)である。4年後の大統領選には出るだろう。極左だが(すなわち視野が狭いが)明るく、蓮舫や辻本清美のように人を一瞬にして不快にさせるえぐみがない……》
《……本来どうでもよいことだが、細身ながらいわゆる巨乳で、そこがまた軽薄な男性ファンを惹きつける要素となっている》

島田教授が「極左で視野が狭いが、明るい」「細身ながら巨乳」とつづっているアレクサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員(31)は、名前の頭文字をとって“AOC”との愛称で呼ばれている女性議員だ。18年6月に行われたニューヨーク州第14選挙区予備選挙で当選を果たし、史上最年少で米連邦下級議員となった。

「オカシオ=コルテス議員はニューヨーク生まれの父親とプエルトリコ出身の母親のもとに生まれました。労働者階級で育ち、格差問題や環境問題、LGBTQ+の差別問題についての関心が高く、その言動が若者を中心に支持されています。Twitterのフォロワー数は1,000万人以上で、国内外問わず大きな注目を集めています」(全国紙記者)

今年7月にオカシオ=コルテス議員は女性への侮蔑的なスラングを投げかけたとして、共和党のテッド・ヨーホー議員(65)を批判している。

フロントロウによると、オカシオ=コルテス議員は「ヨーホー氏と同じ言葉を他の男性たちから受けたことがあります」と発言。そして「これは新しいことではない。そしてそれこそが問題なのです」「男性は責任を問われず、女性に対する暴力や暴力的な発言が受け入れられ、権力がそのすべてで男性を支援するという文化があるのです」とも訴えたという。

性差別と戦うオカシオ=コルテス議員に対し、「巨乳だから支持する男性もいる」と表現した島田教授。そのツイートに、Twitterでは非難が殺到している。

《AOCを捕まえてくだらないルッキズムのセクハラするとか、どんだけ身の程知らずなんだよ》
《女性差別にブチ切れ倒してる人なのに「細身で巨乳だから軽薄な男性に支持される」みたいなこと言うのってめちゃくちゃな侮辱だよ》
《彼女は議論を積み重ねて今の地位にいるのに、それを無視してただのセクシー看板扱いしてる》

また《「軽薄な男性ファンを〜」って男性もバカにしてるんだからね》《男性支持者に少なからず軽薄なものがいるというソースはどこにあるのでしょう》《蓮舫・辻元氏らをdisりたいだけ?》と島田教授の“オカシオ=コルテス議員評”を疑問視する声も。

さらに島田教授の所属する福井県立大学にも、厳しい声が上がっている。

《福井県立大学の教授があまりにひどいツイートを発していて、本当に教授なのかと検索してしまった。本当だった》
《こんな発言福井県立大学では許されるの?!》
《福井県立大学はなんらかの対処せないかんのやないか》

批判が高まるなか、投稿から2ヵ月後となる11月9日に突如ツイートを削除した島田教授。しかし、削除した理由については明かしていない。