多くの3Dプリンターは垂直方向に造形材料を重ねていくことで造形物を印刷しますが、この方式は造形物の大量生産には不向きであり、小さな機種では小さな物しか印刷できないといったデメリットが存在しました。3Dプリンターメーカー「Creality」が発売を予定している新機種「CR-30」は、ベルトコンベアを使って造形物を移動させながら斜めに材料を重ねていくことで、大量生産やサイズの制限を克服しています。

Creality Developing Belt-Driven Desktop 3D Printer « Fabbaloo

https://www.fabbaloo.com/blog/2020/8/25/creality-developing-belt-driven-desktop-3d-printer

Crealityは安価なデスクトップ3Dプリンターを主力製品とするメーカーで、CR-10などの人気機種をラインナップに有しています。Crealityの次世代モデル「CR-30」は、同社として初めてベルトコンベアを組み込んだ新しい印刷構造を持つモデル。NAK 3D Designs氏が自身のYouTubeチャンネルに公開しているムービーでは、CR-30で造形物を印刷している様子がよくわかります。

Creality's CR-30 Prototype in Action - YouTube

以下は筒状の造形物を印刷しているところ。



ベルトコンベアを動かしながら、斜めに材料を重ねています。



あっという間に造形物が印刷されていって……



印刷が完了。



ベルトコンベアの端まで到達した造形物は……



ベルトからひとりでに離れていきます。



CR-30を使えば、造形物を大量生産することが可能。



印刷した招き猫はこんな感じ。



印刷時の演算エラーなどによる段差は見当たりません。



CR-30はベルトコンベアが流れる方向に対して造形物のサイズ制限がないので、同クラスの機種よりも大きな造形物を印刷できます。



招き猫に見守られながら、何かが印刷されていきます。



だんだんと何を印刷しているのか見当がつき始めました。



黄金の材料を使っていることもあり、かなり神々しさを感じます。



RPGのアイテムとして登場しそうな大剣も、CR-30を使えば印刷できてしまいました。



3Dプリンターに関するニュースサイト「Fabbaloo」は、CR-30がボーデン式の押出機をひとつ備えており、印刷できる造形物のサイズは200mm×250mm×無制限で、印刷時に重ねる層の厚さは0.2mm、ノズル口径は0.4mm、印刷速度は40mm/秒だと推測しています。