Gmailでも可能になった! 複数署名の登録と使い分け

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GoogleのGmailは、いまでも少しずつ機能をアップデートしている。

複数署名の登録と切り替えも、最近、利用可能になった機能だ。
仕事用/プライベート用などで異なる署名を登録して、作成するメールの内容によって使い分けることができるので、毎日、Gmailを使っているユーザーなら、ぜひ活用したい機能だ。

ここでは、複数の署名を登録して切り替える方法を説明しよう。


●複数の署名の登録方法と切り替え方法
Outlookなどのメールソフトでは一般的な機能なので意外かもしれないが、これまでGmailでは、複数の署名を登録し、切り替えて利用することができなかった。
それが、2020年3月のアップデートで利用可能になっているのだ。

次のように、メール作成ウィンドウで[その他のオプション]をクリックすれば、複数の署名を選択することが可能だ。


[その他のオプション]をクリックして[署名を挿入]を選択すれば、複数の署名を選択できる。


新規メールと返信メールで署名を使い分けたり、他のプロバイダ等のメールアカウントを統合している場合は、アカウントによって署名を使い分けたりすることも可能となっている。

以下では、複数の署名を登録する方法を説明しよう。


Gmailの[設定]ボタンをクリックしてメニューの[設定]を選択する。



設定画面の[全般]タブにある[署名]で[新規作成]をクリックする。なお、すでに署名を利用していた場合は、その署名が登録されているはずだ。



署名の名前を入力して[作成]をクリックする。



右側の入力欄に署名の情報を入力する。



同様にして、他の署名も登録する。なお、署名の一覧で鉛筆のアイコンをクリックすれば署名を編集でき、ゴミ箱のアイコンをクリックすれば登録した署名を削除できる。



[デフォルトの署名]では、自動的に挿入する署名を設定する。[メールアドレス]は、複数のメールアカウントを統合しているとき、メールアドレスごとの署名を設定するとき指定する。[新規メール用]では新規メール、[返信/転送用]では返信/転送メールで自動的に挿入する署名を設定する。



複数の署名を登録したら、いちばん下の[変更を保存]をクリックする。


設定は以上だ。
デフォルトの署名を設定した場合は、新規メールや返信/転送メールのウィンドウを開いたとき、設定した署名が自動的に挿入される。また、[その他のオプション]−[署名を挿入]を選択してメニューから署名を選択すれば、その署名に切り替わることも確認できるはずだ。

署名の切り替え機能は、Outlook等のメールソフトでは一般的だったが、それがようやくGmailでも利用可能になった。仕事やプライベートでGmailを活用している人、複数のメールアカウントをGmailに統合している人にとっては、間違いなく便利になった。ぜひ活用しよう。


井上健語(フリーランスライター)