自分のGoogleアカウントを守る! 効果的な「ログイン履歴の定期チェック」の方法

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Googleアカウントは、Googleのサービスを利用するために必須の情報だ。それだけに、万が一、第三者に漏れると非常に危険だ。

ここでは、自分のログイン履歴を確認して、漏洩の有無を確認する説明する。
日常的に、ときどきチェックをする癖を付けておくと安心だ。


●Googleアカウントの「パスワード」は絶対に秘密にすべき情報
GmailやYouTube、GoogleカレンダーなどのGoogleのサービスを利用するには、Googleアカウントが不可欠だ。Googleアカウントとは、Gmailの「メールアドレス」と「パスワード」の組み合わせのことである。

このうち、メールアドレスは秘密にしておけない。
積極的に公開する必要はないが、メールを送れば相手には分ってしまうし、各種サービスの利用時にメールアドレスを求められることも多いので、原則として、誰にでも公開される情報ととらえるべきだ。

一方、「パスワード」は、ほかの人に絶対に教えてはいけない情報だ。
家族や知人でも教えてはダメだ。
もしもパスワードが漏れると、アカウントを第三者に乗っ取られて、Googleのサービスを勝手に利用される可能性があるからだ。
さらにGoogle Playにクレジットカード情報を登録している場合は、第三者に勝手にカードを使われて金銭的な被害に遭う可能性もある。

「000000」「abcdefg」のような、誰にでも類推できるパスワードを設定することがダメだといわれるのも、こうした理由があるからだ。


●ときどきログイン履歴を確認しよう
ただし、どんなに注意していても、アカウント情報が漏れる可能性はゼロではない。
したがって、つねに「パスワードが漏れているかもしれない」と疑ってみることは大切だ。

そこで、ときどき確認してほしいのが、自分のログイン履歴である。
Web版Gmailでは、受信トレイの右下に、次のような表示があるはずだ。


Gmailの受信トレイ右下にある「詳細」をクリックする。


この「詳細」をクリックすると、別ウィンドウに直近10回分のログイン履歴が表示される。アクセスタイプ(ブラウザ/モバイル等)、ログインした国とIPアドレス、ログイン日時などが表示されるので、身に覚えのない履歴がないか確認しよう。


直近のGoogleへのログイン履歴が表示される。ここで、身に覚えのないログインがないことを確認する。


ログイン履歴を見て、次のような情報があったら、ログイン情報が漏れて第三者に勝手に使われている可能性を疑った方がよいだろう。
・行ったことのない国からログインがある。
・普段とは異なる時間帯のログインがある。
・使ったことのないWebブラウザからのログインがある。

もしも、こうした怪しいログインが見つかったら、まずは
[他のすべてのGmailのウェブセッションからログアウトする]
これをクリックする。
これで、いま自分が使っている端末以外のGmailがすべてログアウトされる。

続けて、Googleアカウントのページにアクセスし、パスワードを早急に変更しよう。
その後、被害が発生していないか詳しく調べた方がよいだろう。
万が一、被害が見つかった場合は、消費生活センター等に相談することをおすすめする。


井上健語(フリーランスライター)