56年の時を超えて出会う……

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 中条あやみと本郷奏多が出演し、1964年と2020年という二つの時代を生きる男女の時空を超えた出会いを描く特集ドラマ「56年目の失恋」が制作されることが発表された。2020年7月以降に、NHKのBSプレミアムで放送される予定。

 舞台は東京。2020年、一流レストランに入ったものの、自身の料理が評価されず自信と情熱を失いつつあった中川沙織(中条)は、突如1964年の東京にタイムスリップしてしまい、そこで西洋料理のコック・菊池隆一(本郷)と出会う。ひたむきな菊池の姿を間近に見ながら、沙織はしだいに、料理人としての尊敬を越えて、菊池に恋心を抱くが、ある事件がきっかけで、沙織は再び2020年に戻ってしまう。

 中条は「料理人という初めて挑戦する役柄に不安な気持ちもありますが、食を通してつながる人の気持ちや想いを学びながら、撮影に挑もうと思っています。沙織に起きる不思議な出会いをリアルに、楽しく演じたいと思います」とコメント。

 本郷は「非常に面白い脚本で、とても引き込まれる内容でした。僕自身も料理が好きなので楽しんで演じられたらと思います」と語り、「オリンピックイヤーを盛り上げる作品になると思いますのでぜひ楽しみにしていてください」とアピールした。

 脚本・演出は「弟の夫」「山本周五郎ドラマ さぶ」などの戸田幸宏が担当する。(編集部・小山美咲)