ボンサイラボ(株)(TDB企業コード:224010993、資本金3900万円、東京都港区南麻布3-20-1、代表大迫幸一氏)は、2月5日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は水島直也弁護士(東京都千代田区神田鍛冶町3-3-9、水島直也法律事務所、電話03-3526-2940)。

 当社は、2013年(平成25年)12月に設立された。低価格、小型の3Dプリンターの普及をビジネスモデルに掲げたベンチャー企業で、100%外注による自社製品の小型3Dプリンター「BS01」シリーズを主力商品としていた。

 3Dプリンター市場が拡大傾向にある中、当社監修によりデアゴスティーニ・ジャパンが、DIYを楽しむ消費者向け雑誌『マイ3Dプリンター』(雑誌に付属するパーツを組み立てて3Dプリンターを完成させる)を販売した事により自社製品の認知度が上昇し、2016年10月期には年売上高約2億300万円を計上していた。

 しかし、2017年より中国企業との協業により、産業用途での国内販売の拡大を図ったことが借入金や投資負担の増大を招き、資金繰りが悪化、事業継続を断念した。

 負債は債権者約20名に対し約5747万円。