トッテナムは敵地でサウサンプトンに完敗…エースのケインが負傷し交代

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 プレミアリーグ第21節が1日に行われ、DF吉田麻也が所属するサウサンプトンとトッテナムが対戦した。吉田はリーグ戦11試合連続のベンチスタートを果たしたが、出場機会は訪れなかった。

 13分、ホームのサウサンプトンに先制のチャンスが到来する。ネイサン・レドモンドがドリブルで相手をかわしてエリア内まで持ち込むと、左足でフィニッシュ。しかし、シュートは相手GKに正面で防がれ、こぼれ球もクリアされた。

 すると18分、ホームのサウサンプトンが先制する。ダニー・イングスがジャック・スティーブンスのロングフィードに反応して相手DFラインの背後を取ると、ついてきた相手DFを浮き球でかわしてから左足でフィニッシュ。正確にゴール右下隅へと流し込んだ。

 24分、トッテナムにアクシデントが発生。タンギ・エンドンベレがそけい部を痛めてプレー続行不可能となり、ジオヴァニ・ロ・チェルソとの交代でピッチを後にした。

 1点のビハインドで後半を迎えたトッテナムは、73分にフリーキックから決定機を迎える。クリスティアン・エリクセンが入れたボールにハリー・ケインがダイレクトで合わせてネットを揺らしたが、わずかにオフサイド。すると、ケインがこのプレーでハムストリングを痛め、プレー続行が不可能に。エリク・ラメラとの交代を余儀なくされた。

 押し込むトッテナムは、87分にチャンスを迎える。ルーカス・モウラが相手クリアのこぼれ球を押し込もうとしたが、相手DFが体を張ってブロック。ルーカスはさらに左足でシュートを狙うと、ボールは相手DFに当たってコースが変わり、ポストのわずかに横へと逸れていった。

 新年最初の試合はこのまま終了。トッテナムはボール保持率で相手を上回るも攻撃の精彩を欠き、3試合ぶりの敗戦を喫した。一方、90分間を通して集中した守備を見せたサウサンプトンは、2試合ぶりに勝利した。1月最初の週末はFAカップ3回戦が行われる関係で、プレミアリーグは一旦お休みに。次節は11日に行われ、サウサンプトンはアウェイでレスターと、トッテナムはホームでリヴァプールとそれぞれ対戦する。

【スコア】
サウサンプトン 1−0 トッテナム

【得点者】
1−0 18分 ダニー・イングス(サウサンプトン)