アンファーは9月18日、「全国喫煙本数ランキング」を発表した。同社が実施している「ニッポン健康大調査」のひとつで、全国に住む20〜60歳の男女を対象とし、47都道府県の各100人から回答を得た。

喫煙本数」(1日あたりの喫煙本数の平均)が全国で最も多いのは「愛媛県」で18.61本。以降、「新潟県」(17.68本)、「佐賀県」(17.12本)、「香川県」(16.50本)、「福島県」(15.70本)となっている。

愛媛県が全国1位になった理由として、同社は「回答者の約3割が喫煙者」であることを挙げている。同県では飲酒頻度ランキングでも全国4位に入っており、酒もタバコも楽しむ県民性が影響していると思われる。

反対に、喫煙本数が全国で最も少ないのが「滋賀県」(8.71本)で、第1位の「愛媛県」に比べて約10本も下回った。同県では健康推進プラン「健康しが」を掲げており、県民に健康意識が広まっているのかもしれない。「千葉県」(10.95本)や「東京都」(11.17本)でも喫煙本数は少ない。

禁煙したことで「モテるようになった」という人も

調査では、タバコをやめた経験がある人に対してその理由を尋ねた。「やめたきっかけ」を聞いたところ、「お金がかかるから」(29%)が最も多く、「子供や周囲の人への影響を考えて」(27%)、「実際に健康を害したから」(21%)が続いている。

禁煙後の変化についても聞いた。ストレスについては、「悪化した」(11.6%)が「減少した」(7.8%)を上回った。その理由には、「休憩の楽しみがなくなった」「喫煙者に対して嫌悪感が強くなった」などのコメントが寄せられている。

体調面については「改善した」と答えた人が32.8%で、「悪化した」(1.6%)を引き離している。「咳やのどの痛みがなくなった」「胃の調子が良くなった」など、喜びの声が挙がっている。

健康になると人間関係にも良い影響が表れる。「禁煙後に人間関係が改善した」と答えた人は18.3%で、「悪化した」(1.3%)に差をつけている。中には「モテるようになった」と変化を書く人もいた。