Windows 10の検索エンジンをGoogleにして、検索結果をChromeで表示する方法

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Windows 10の検索では、ボックス検索およびコルタナ検索ともにBingによる検索結果がMicrosoft Edgeで表示される。

この仕様は、Windowsの標準設定だけでは変更できない。
しかし、検索エンジンをGoogleに変更し、検索結果をChromeで表示させることも可能だ。

今回は、その方法を紹介しよう。

●Windows 10の検索エンジン「Bing」、起動ブラウザ「Edge」は変更できない?
Windows 10では、タスクバーの検索ボックスにキーワードを入力して検索すると、Edgeが起動して、Bingの検索結果が表示される。これは、音声アシスタントのコルタナで検索する場合も同じだ。コルタナに質問して、結果がWebブラウザで表示される場合、Edgeが起動してBingによる検索結果が表示される。

この、「起動ブラウザはEdge、検索エンジンはBing」という組み合わせは、Windowsの標準機能では変更できない。

しかし、この組み合わせを「起動ブラウザはChrome、検索エンジンはGoogle」に変えたいユーザーは、たくさんいるだろう。

ここでは、その実現方法を紹介しよう。

設定を変更するには、以下の2つの作業を実行する。

作業1:「EdgeDeflector」というツールをインストールして、検索ボックスの検索で起動するWebブラウザをChromeに変更する、

作業2:Chromeに拡張機能「Chrometana」をインストールし、検索エンジンをGoogleに変更する。

●作業1:「EdgeDeflector」をインストールする
まずは、「EdgeDeflector」というツールをインストールする。
これによって、検索ボックスおよびコルタナによる検索結果が、Chromeで表示されるようになる。


EdgeDeflectorのサイトでファイルをダウンロードする。ここでは、「EdgeDeflector_install.exe」を選択する。



ダウンロードした「EdgeDeflector_install.exe」を実行し、[Install]をクリックしてインストールする。なお、インストールの最後に、既定のアプリを変更する設定が表示された場合は、指示に従って変更する。表示されなかった場合は、次の設定を行う。



設定画面で[アプリ]を選択し、[既定のアプリ]を選択したら、[プロトコルごとに既定のアプリを選ぶ]をクリックする。



「MICROSOFT-EDGE」の項目をクリックし、一覧から[EdgeDeflector]を選択する。



●作業2:Chromeに拡張機能「Chrometana」をインストールし、検索エンジンをGoogleに変更する
次にChromeの拡張機能「Chrometana」をインストールする。
「Chrometana」では、検索エンジンとして「Google」「DuckDuckGo」「米Yahoo!」の3つを選択できる。なお、インストール直後は「Google」が選択される。


Chromeで「Chromeウェブストア」を表示したら、「Chrometana」で検索して拡張機能の「Chrometana」を表示する。表示されたら[Chromeに追加]をクリックする。



確認のメッセージが表示されたら[拡張機能を追加]をクリックする。



左端のGoogleが選択されていることを確認する。


以上で設定完了だ。スタートメニューの検索ボックスでキーワード検索したり、コルタナで音声検索したりしてみよう。Chromeが起動して、Googleによる検索結果が表示されるはずだ。

なお、コルタナが音声で質問に答えたり、メニュー内で結果が表示されたりする場合は、検索エンジンはBingになる。あくまで、Webブラウザが起動する場合に、Edge+Googleの組み合わせになる点に注意してほしい。

EdgeDeflector
Chrometana



井上健語(フリーランスライター)