XFN-ASIA通信によると、米著名投資家カール・アイカーン氏が率いる未公開株式ファンドは3日、韓国で唯一タバコを製造するKT&Gの株式6.59％を保有したことを明らかにした。同ファンドは、急成長する朝鮮人参部門のスピン・オフ（企業の分離・独立）など株式価値向上に資する施策を実施するよう求めて、昨年10月から接触を図っていた。同ファンドによる買収の動きが活発化するとの憶測が強まっている。

一方、同ファンドが当局に対して、同社の12人の取締役会に同ファンドから1名を送り込むことを次期株主総会で提案する計画であることを報告した。2002年に民営化された同社は、同国のタバコ市場の75％シェアを有する。　【了】