中日・三ツ間卓也

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○ 中日 6 − 3 広島 ●

<13回戦・ナゴヤドーム>

 中日は3連勝。5回に緊急リリーフで好投した3番手・三ツ間が、2年ぶりの白星を手にした。

 中日は初回、5本の長短打を集め3点を先制。2回も2番・大島の2打席連続適時打で4点目を奪ったが、先発・清水が4回3失点(自責点1)で降板した。5回に今季初登板となった藤嶋を投入したが、一死一、二塁から5番・松山に頭部死球を与えてしまい危険球退場。一死満塁とピンチは広がり、与田監督は3番手・三ツ間をコールした。

 四球も許されない場面だったが、三ツ間は6番・会沢を浅めの右飛に仕留めると、続く安部は一ゴロ。大ピンチを無失点で凌ぎ、チームの窮地を救った。

 中日はその裏、「8番・捕手」でプロ初スタメンの高卒ルーキー・石橋が、右翼線への2点適時三塁打を放ち再び3点リード。救援陣は6回以降も無失点リレーでつなぎ、引き分けを挟み10連敗となった4位・広島に1.5ゲーム差に迫った。

 試合後は勝利投手の三ツ間と攻守で活躍した石橋がお立ち台に上がり、三ツ間は「ブルペンで気持ちは作っていた。この4年間、そういうところでも行けるように備えてきた。特に焦ることなく落ち着いて投げられました。ピンチでしたが、石橋と『初球から得意な球で行こう』と話した。初球にいいコースに決められたので、そのあとしっかり抑えられたと思います。ファームから(バッテリーを)組んで来ましたし、一軍で組んでも心強かった。ルーキーらしくないなと思いました」と、18歳の強心臓ぶりを称えた。