雨で中断中にファンから傘を借りた日本ハム・西川遥輝【画像:(C)PLM】

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パ・リーグTVが動画を公開、最高の“ファンサービス”に大きな拍手

■ソフトバンク 2-1 日本ハム(18日・熊本)

 18日に熊本のリブワーク藤崎台球場で行われたソフトバンク-日本ハム戦で珍しい場面があった。相手の治療で試合が中断している間、日本ハムの中堅手・西川が客席のファンから借りた傘をさし、フェンスを挟んでしばし談笑したのだ。ほのぼのとする映像をパ・リーグTVも公開している。

 4回裏、1点を追うソフトバンクの攻撃中だった。2死一、二塁の場面で打席に入った牧原が自打球を当て、治療のために試合が中断した。試合前から雨が降り、開始が13分遅れとなった一戦。雨脚は再び強くなっていた。すると、センターの西川は中断の間に外野席のファンから借りた傘をさし始めた。

 そして、ファンと談笑。写真撮影にも気軽に応じた。その後、牧原が治療を終えてフィールドに出てくると、フェンスの向こう側に丁寧に傘を“返却”。走ってポジションにつく西川に場内からは大きな拍手が送られた。

 試合はこのイニングが終わってから雨で1時間中断。再開後に日本ハムは逆転を許し、1-2で敗れた。しかし、ほのぼのとするシーンを演出した西川の最高の“ファンサービス”も、熊本の人たちの心に深く刻まれたはずだ。(Full-Count編集部)