ブラジル代表FWネイマール【写真:Getty Images】

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ゼ・ロベルト氏は暴行騒動のネイマールに対し、主将剥奪の「罰」が必要だと主張

 パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールは、レンヌとのクープ・ドゥ・フランス(フランス杯)決勝後に起きたサポーターへの暴行騒動が取り沙汰されている。

 元ブラジル代表MFゼ・ロベルト氏は、代表チームでの主将の座を剥奪すべきだと後輩に厳しい意見を述べている。スペイン紙「AS」が伝えた。

 事件はレンヌとのフランス杯決勝に起きた。PK戦の末に敗れた後、セレモニーでメダルを受け取るためにスタンドの階段を登っていたネイマールは、そこでサポーターの1人と口論になり、顔面にパンチを浴びせる愚行を働いてしまったのだ。この様子がSNSを通じて拡散されたことで問題が一気に大きくなり、8試合の出場停止処分が下る可能性もあるという。

 ブラジル代表は6月に日本代表も参戦するコパ・アメリカに開催国として臨むが、ゼ・ロベルト氏は「コパ・アメリカに彼を招集しないことは間違いだろう。なぜなら、彼はチームのメインプレーヤーだからだ。しかし、アームバンドを剥奪して罰するのは、最善の策だと思う」とし、最も手本になるべきキャプテンでありながら愚行に及んだネイマールには、制裁が必要だとの見解を示している。

ネイマールにとって、自分自身を見つめ直す時が来た。彼のキャリアプランを確認し、我々みんなが彼に求めるような選手に戻るべきだ」

 負傷欠場していたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦マンチェスター・ユナイテッド戦後にPK判定を不服としたSNS投稿を行い、これが審判への侮辱に当たるとして来季CLグループステージ3試合の出場停止処分を受けたネイマール。たびたびSNSで炎上しているが、母国のブラジル国民も“うんざりモード”のようだ。(Football ZONE web編集部)