先月28日(2019年3月)、ゴミや排泄物だらけの劣悪な環境でネコ43匹を飼っている埼玉・上尾市の70代女性宅に、県などが立ち入り調査に入った。女性は1人暮らしで、ネコのほかニワトリ70羽も飼っていた。

 立ち入り調査のときの様子を大竹真リポーターが伝えた。平屋建ての民家は屋根の瓦が崩れ、周囲にはゴミが散乱している。家の中から悪臭が漂い、天井には蜘蛛の巣が張っているという。

中に入った動物愛護団体のスタッフによると、ケージにはオスとメスが一緒に入れられており、去勢はされていない。ケージの周辺には排泄物が20センチほど積もっているという。ニワトリもケージに入った状態で、所せましと積み重なっていた。

 埼玉県や上尾市の職員は、病気に感染しているとみられる子猫7匹を連れて帰った。女性に対しては、オスとメスのケージを分けるよう指導した。

認知症を発症か「話す人がいない。癒される。卵は食べる」

 大竹真が女性本人に話を聞いた。ネコを飼い始めた理由について、「誰もいないのよ。話す人がいない。ネコは癒される」という。4年前にオスとメスを1匹ずつペットショップで購入したが、去勢をしなかったためどんどん増えていったという。

ただ、動物愛護団体のスタッフによると、普通なら2年間で200匹にまで増えるはずだが、現在は43匹しかおらず、衰弱死したり共食いしたりした可能性があるという。また、ニワトリについては「このへんは買い物が不便だから。ごはん、味噌汁、漬物、それに卵」と食べるために飼い始めたと説明した。

司会の加藤浩次「おばあちゃん1人じゃ無理ですよ。全部、一度きれいにして、1匹か2匹にしないとダメだと思います。ひどすぎます」

大竹「女性は認知症の症状もあるようでした。ネコだけでなく、女性に対するケアも必要ではないかと思いました」

 女性には娘がいるそうだが、どこに住んでいるかもわからず交流はないという。