ウェリントン(右)が神戸で共闘するイニエスタ(左)について言及している【写真:Getty Images】

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神戸のブラジル人FWウェリントンもイニエスタの振る舞いに驚嘆 「素晴らしい人」

 J1ヴィッセル神戸のブラジル人FWウェリントンは、母国のブラジル誌「Veja」のインタビューに応じ、共闘する元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタについて「虚栄心がなく、ビックリするほど謙虚」と、スーパースターの振る舞いに対して本音を吐露している。
 
 2018年から神戸に在籍する31歳のウェリントンは、昨季のリーグ第33節清水エスパルス戦(3-3)で2枚目のイエローカードを受けて退場となった際に乱闘騒動を起こし、「選手等による競技場又はその周辺関連施設における故意による器物破損行為」のため2試合の出場停止処分を受けた。そのため今季開幕戦のセレッソ大阪戦と第2戦のサガン鳥栖戦は出場停止となっている。

 そんななか、母国誌「Veja」のインタビューで、ウェリントンはチームメートについて言及。今季から加入した元スペイン代表FWダビド・ビジャや元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキらについて触れた一方、イニエスタについて「素晴らしい人」と表現している。

「ビジャはチームに合流したばかりだが、なかでもイニエスタと素晴らしい関係を築いているよ。彼は素晴らしい人だ。プレーヤーとしてだけでなく、友人としても。それに彼には虚栄心がなく、ビックリするほど謙虚なんだ。イニエスタとは半年、ポドルスキとは1年半ほどの付き合いだ。彼らと遊んだり、トレーニングしたり、仲良く過ごすのはちょっとシュールな感じだ。とても信じがたいことで、まるで夢のようだね」

昨季途中に3試合4ゴールと固め打ちも…「パフォーマンスが低下してしまった」

 昨季途中、イニエスタがチームに加わる前のウェリントンは好調をキープしていた。第14節のジュビロ磐田戦(2-0)で1ゴールを決めると、第15節の北海道コンサドーレ札幌戦(4-0)で2ゴール、第16節のV・ファーレン長崎戦(1-0)で1ゴールと3試合4ゴールの固め打ち。本人も、その時期の好調ぶりについて触れている。

イニエスタの加入前、僕は多くのゴールを決めていて、それはクラブで最高の時期だった。ただ、吉田孝行監督がチームを去り、スペイン人のフアン・マヌエル・リージョ監督が就任して以降、チームと僕のパフォーマンスが低下してしまった」

 第31節から試合終盤の途中投入が3試合連続で続くなど徐々にプレー時間を減らしたウェリントンは、第33節の清水戦で前述の乱闘騒動により処分を受けていた。今季リーグ戦は3月10日の第3節ベガルタ仙台戦から出場可能となるなか、今季初ゴールを決められるか注目が集まる。(Football ZONE web編集部)