久保(左)のバルセロナ復帰報道について、大金社長(右)が口を開いた。(C)SOCCER DIGEST

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 日本に残るのか、それとも10歳から13歳まで過ごしたバルセロナに帰還するのか。

 現地時間2月14日、スペイン紙『Mundo Deportivo』が、久保建英が18歳となる今年6月にバルセロナへ復帰することで基本合意したと報じた。これを受け、FC東京の大金直樹社長が2月15日の練習後に取材に応じた。
 
 日本の未来を担うであろう至宝の動向について、大金社長は「まったく何も動きがないなかでの報道でしかない。クラブからどうとか、本人もそういう話にはなっていないということなので、まあガセネタというか。どういう意図で出されたのかよく分わからないというのがクラブとしても受け止め方です」と『Mundo Deportivo』紙の報道を否定。さらに、「バルセロナとうちがクラブ間で話をしているかと言えば、それは現状ではまったくないです」と明言した。
 また、今後の動きについては「リーグ戦も始まってワールドユース(U-20ワールドカップ)もあったりするので、そのなかで変化があるかもしれませんが」と含みを持たせたものの、現時点で具体的な話は来ていないという。

 久保は川崎の下部組織に所属していた2011年8月にバルセロナのカンテラに加入。しかし、2014年に国際サッカー連盟(FIFA)で原則禁止とされる18歳未満の外国人選手を獲得した̚ことでバルセロナが制裁を受けた。久保もその対象選手となり、スペイン国内での試合出場が禁止になると、2015年3月に帰国してFC東京の下部組織に所属し、17年にトップチームに昇格。昨シーズン途中からは期限付き移籍で横浜F・マリノスでプレーしていた。