桐生祥秀(写真:Getty Images)

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11日、日本テレビ「今だから話します 平成最後にアスリート初告白SP!」では、陸上桐生祥秀山縣亮太がゲスト出演。桐生が日本人初の100m9秒台を叩き出した直後、ともに記録を争ってきた山縣の行動が明かされた。

まずは、普段のレースでスタート前に考えていることを訊かれた桐生。山縣から「好きな人とか想像しているよね?」と暴露されると、桐生自身も「大きい大会だと(女子)アナウンサーが来る。アナウンサーは1番じゃないと(インタビュー)してくれないのでどうにか1着でゴールして」と話した。

さらに高校時代にモテたかと訊かれると、「高校男子クラス。男しかいない。ヤジしか飛ばない」という桐生だが、「1位でゴールして(良い)タイム出したら(当時の好きな人に)アタックしようとか。(実際)あります。優勝して見れくれているな。好感度上がってるな。よし、行こうみたいな」とも語る。

また、2017年9月に桐生が出した偉業達成の話になると、桐生が「1位でゴールして会場がすごい盛り上がった。会場も満杯ですごい声援があって、なんか出たなと思ってタイム見たら嬉しかった」と語る一方、山縣は「家でゴロゴロしてたら速報が入って知りました」という。

その時の気持ちを「『出されたかー』ってなってました」と苦笑いを浮かべた山縣だったが、レース直後に桐生へ「先越されたわ!おめでとう!」といったメッセージを送っている。

メッセージの真意を「僕も9秒台を一番最初に狙っていた人間なんで、『おめでとう』って送って自分の気持ちにケジメをつける」と説明した山縣に続き、桐生は「山縣さんからきたっていうのが僕の中で衝撃的で。逆だったら絶対先輩に送らない。本当に一番感動した」とも。これを聞いた山縣も「それまでは心のどこかで9秒台を目標にしてた。9秒台じゃダメなんだ。その先に行かなきゃという気持ちになったのが大きかった」と話した。