AppleとSamsung、不正なアップデートを提供したとして罰金処分
イタリアの公正取引委員会は10月24日(イタリア時間)、「PS11009-PS11039 - Apple e Samsung sanzionati, aggiornamenti software hanno procurato gravi inconvenienti e/o ridotto le funzionalità di alcuni cellulari」において、AppleおよびSamsungに対して、ユーザーに対する不正なアップデートを提供したため罰金を課したと伝えた。罰金の金額はAppleが1000万ユーロ、Samsungが500万ユーロとされている。
同委員会は新機能の追加や使い勝手の改善などを提供するのが適切なアップデートのあり方と指摘。逆に、デバイスの動作を遅くしたり、誤った動作を引き起こしたりするアップデートを提供することは誤った行いだと説明している。
以前、iOSをアップデートすると古いiPhoneデバイスの動作速度が遅くなり、新しいiPhoneへの買い換えを促すための作為的な行為ではないかとの指摘が出ていた。Appleはこうした指摘と調査結果を受け、「性能を引き下げる処理を入れているが、それは古くなったデバイスのバッテリーに対応するためであり、買い換えを促すものではない」と説明し、バッテリー交換サービスを強化するなどの取り組みを行っていた。
以前、iOSをアップデートすると古いiPhoneデバイスの動作速度が遅くなり、新しいiPhoneへの買い換えを促すための作為的な行為ではないかとの指摘が出ていた。Appleはこうした指摘と調査結果を受け、「性能を引き下げる処理を入れているが、それは古くなったデバイスのバッテリーに対応するためであり、買い換えを促すものではない」と説明し、バッテリー交換サービスを強化するなどの取り組みを行っていた。