三浦春馬が仙台ロケを満喫!『アイネクライネナハトムジーク』撮了、クランクアップレポート
作家・伊坂幸太郎の“初”にして“唯一”の恋愛小説集を三浦春馬主演で映画化する『アイネクライネナハトムジーク』のクランクアップレポートが到着した。
作家・伊坂幸太郎がアーティスト・斉藤和義からのオファーで「出会い」をテーマにひとつの短編を書き上げたことから始まった原作に、新たな「出会い」が重なって、オール仙台・宮城ロケで4月10日より撮影を進めてきた本作。5月3日が作品全体のクランクアップとなり、会場となった「ゼビオアリーナ仙台」で、作品の中でも重要なボクシングの試合シーンをメインに、様々な登場人物たちがそこに集っているカットを撮影。1,000人規模の地元の方もエキストラとして参加した。
このクランクアップに合わせて、一足先に自身のクランクアップを迎えた主演の三浦春馬も仙台に駆け付け、サプライズでエキストラの前に登場。これまで出演情報は発表されたものの役どころについては触れられてこなかった仙台出身のお笑い芸人・サンドウィッチマンと今泉力哉監督も参加した。
ボクシングリングにあがった今泉監督から、エキストラの皆さんへの感謝の言葉があったのち、未発表だった役どころの“セコンド”の衣装に身を包んだサンドウィッチマンの2人がリングにあがった。
伊達「皆さん今日は本当に“無料”でお越しいただきまして、GW中なのに有難うございます。我々もこうして出させていただきうれしいです。監督の衣装が独特なのが気になるんですけどね〜(笑)」、富澤「風貌がね〜」と今泉監督の独特な佇まいをイジると、伊達「聞いたところによると、僕たちの母校の仙台商業高校でも撮影をされたとか」、富澤「それは、うれしいですね」と話し、伊達は「今日は主演をくうくらいの、役者としてのサンドウィッチマンを皆さん生でみていただきたいと思ってきました。なので、変な笑いとかおきないようにしてくださいね!」とお願いした。
富澤からは「監督になんで自分たちを起用したんですか?」と問いかけがあり、今泉監督が「仙台で伊坂さんの作品をとれることになりまして、ぜひ宮城でサンドウィッチマンさんにでていただきたいなと思いました。あと、自分も福島郡山出身なので、東北の力になっていただいたお2人だったので、こうしてご一緒できてうれしいです。どの役がいいかなと考えた時に、海外でサンドウィッチマンさんのことを知らない方が映画をみたときに、一番ハマるのが、体格含めてセコンドの役だなと思い、お願いしました。サンドウィッチマンさんのおかげでこうしてたくさんの方にもエキストラでお集まりいただけていると思います」と答えると、「ちょっと何言ってるかわからないんですけどね」といつもの富澤節も飛び出し、場内は笑いに包まれた。
今回の出演について2人は「伊坂さんは、僕らの単独ライブもみにきてくれていて、本人にはちょいちょい出してほしいとお願いしていたんですが、やっと出れたなと!『ゴールデンスランバー』とか、なんで僕たちでていないのかな、と思っていたんです。TKOの木下さんとかはでてるんですけどね。なんで僕らじゃないのかなと思ってたんで、やっと念願がかないました!」と喜びを語った。エキストラの方に「夜遅くまでの撮影となりますが、嫌な顔せず、よろしくおねがいしますね。給料発生しませんが、今日は役者ですからね。宜しくお願いします」と話した。
その後、「実は、すでに自分のクランクアップは終わっているそうなのですが、こうしてエキストラの皆さんが集まってくれるからということで、この日のためにわざわざ駆けつけてくれた方がいます。三浦春馬君です!」と三浦を呼び込み、三浦春馬もリング上に登場した。このリングにあがる際には、伊達がロープをくぐる際のセコンド的アシストをし、会場には笑いが起きた。
三浦が「今日は集まっていただき有難うございます!」と挨拶をすると黄色い声が飛び交い、伊達が「歓声が違うな。違いすぎる」とつぶやき、再び笑いが。そして仙台に滞在してみた感想を三浦に聞くと、三浦は「1か月近くいて、仙台駅前のペデストリアンデッキでも計4日くらい撮影させていただいたりしました。普段通勤とかで駅を使っていらっしゃる方々には、多大なるご迷惑をおかけしたのですが、皆さんすごく温かく見守ってくれて、協力してくれて、この中にもご協力いただいた方がいらっしゃるかもしれませんが、すごくすごく助けになりました。有難うございました」と笑顔。さらに、三浦は「仙台はメチャメチャいいところですよ。人柄がみんな本当にいいです」と印象を明かした。
さらに、「お弁当とかもとてもおいしくて、夜食に牛タン弁当が出たときには、僕たちにとって兵糧なので、本当に士気を高めてキープしていくのにすごくすごく必要なもの。なので、ほんとうに助かりました!あとは、撮影以外にも、某有名な甘味処だったりとか、某牛タン屋さんに行きまして美味しい思いをさせていただきました。有難うございます」と仙台生活を満喫した様子を語った。
「マーボー焼きそばも食べたって?」(伊達)、「そうなんです。駅前の。マーボー焼きそばっておいしいですね!!」(三浦)、「秘密のケンミンショーって番組で紹介されたんですけどね。それまで誰も知らなかったの(笑)あんな美味しいものをね。知らなかったんですよね」(伊達)と裏話を語った。
三浦は、ずんだシェイクも飲んだといい「想像をこえる美味しさ!」と今泉監督にオススメ。それを受け、サンドウィッチマンの2人は「うれしいじゃないですか、仙台をこうやって愛してくれて。じゃあ、もう47都道府県で一番好きなのが宮城県てことでいいですね?」と聞き、会場は再び笑いに包まれた。それに三浦は「宮城県が大好きな場所になりました!」と答えた。さらに、伊達から<定義山>の油揚げもオススメだと聞き、「今後の宣伝活動で宮城を訪れた時に!」と再訪の約束をした。
最後に、三浦は「今日はこんなにたくさんの方が集まってくれて個人的にもすごくうれしいですし、映画の成功にも必ずつながるものになるだろうなとおもっています。本当に有難うございます」と締めくくった。
原作「アイネクライネナハトムジーク」は、2014年に単行本が発売され、2017年に文庫化、現在に至るまでに42万部(電子書籍を除く)を売り上げるベストセラーで、「アイネクライネ」に始まり「ナハトムジーク」で終わる6章の短編から成る。6章の短編の中には、登場人物それぞれに伏線が敷かれ、最終章でそれが回収されるという伊坂ならではの仕掛けがあるが、映画でもそれが三浦春馬演じる佐藤という男を中心に展開していく。監督を『パンとバスと2度目のハツコイ』などで知られる今泉力哉が務める。
「劇的な出会い」を待つだけの男でマーケティングリサーチ会社勤務・佐藤役の三浦春馬をはじめ、「通称シャンプーさん」こと本間紗季役に多部未華子、佐藤の会社の先輩で妻と娘に逃げられる藤間さん役に原田泰造、佐藤の学生時代からの友人で変わり者の織田一真役に矢本悠馬が扮する。
さらに、森絵梨佳、恒松祐里、貫地谷しほり、MEGUMI、濱田マリ、八木優希、サンドウィッチマンの伊達みきお、富澤たけしが出演する。
映画『アイネクライネナハトムジーク』は今冬に全国公開
(C)2018 映画「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会
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