XFN-ASIAによると、中国の4大国有商業銀行の一つ、中国建設銀行（CCB）のIPO（新規株式公開）で、売り出される株式への応募倍率が、当初、市場が予想していた60-80倍を下回る40-50倍になっていることが分かった。

　　市場関係者によると、公募価格は、現在、仮条件として設定している1株当たり1.90-2.40香港ドルのレンジの上限である2.40香港ドルにはならず、2.10-2.30香港ドルの水準になるだろうとしている。

　　さらに、応募超過となれば、一般投資家に公開される株数は、新規公開株数全体の5.0％から7.5％に引き上げられるだろうと述べた。同行の今回の上場では、IPO全体の264億9000万株のうち、251億6000万株（全体の95％）は機関投資家に割り当てられており、残りの13億2000万株（同5％）が一般投資家分となっている。

　　CCBの今回の香港市場での上場は、中国4大国有商業銀行のうち、初のIPOとなることで注目を集めている。CCBのIPOは14日に株式公募が始まり、19日正午で締め切られた。公募価格は20日に決定され、27日に香港市場で実際の取引が始まる予定。【了】