中島翔哉(写真:Getty Images)

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日本時間23日、サッカー日本代表はベルギーで行われる国際親善試合でマリ代表と対戦する。選手にとっては、W杯で対戦する“仮想セネガル戦”以上に、本戦での代表入りを懸けたサバイバルマッチとなったが、そんな重要な一戦に楽しみな選手が初選出されている。

現在はポルトガルで活躍する中島翔哉(ポルティモネンセSC)だ。23歳の中村は今季出場23試合全てで先発し、9ゴール7アシスト。世代別日本代表に選ばれ続けており、2016年のリオデジャネイロ五輪ではエースとして活躍した期待の逸材だ。

すると22日、テレビ朝日「報道ステーション」では「W杯へ代表サバイバル 期待の得点力 中島翔哉(23)」と題し、中島に行ったインタビューの模様を放送。ハリルホジッチ監督も「今までの代表選手とはひと味違う。俊敏性があり1対1で違いを見せられる。こういう選手は今までいなかった」と絶賛する23歳が、自身のプレーにおける強みを語った。

1対1をいとわず、積極果敢にゴール前へと切り込み、精度の高いシートやパスで高い得点力を持つ中島。初のA代表入りについては、「自分が入ったらよりシュートを打ちにいったり、ラストパスを出したりっていうのができると思いますし、仕掛けることによって相手が怖がるというか、そういうプレーが一番大事ですし隙が生まれる」と意気込んだ。

また昨年9月のポルト戦では、ペナルティエリア前でボールを受けると3人のDFに囲まれながらも見事な突破からゴールを決めている。この場面では味方選手が上がってくるのを待つという選択肢もあったが、中島は「それはないですね」とキッパリ。

「ボールを持った瞬間にシュートまでの道筋やドリブルのコースが決まっている時はゴールが決まる」と切り出すと、その判断力については「できるだけ(ボールを受けた)最初に決めようとしていますし、そこからは勝手に体が動いてくれる。自分が意識しているのはゴール前でまずは迷わない。どうしようっていう気持ちが少しでもあるとシュートが入らない」などと説明した。

だが、ミスが許されない試合中の判断は言うほど容易くはない。「僕も優柔不断なほうなので。どっちの道から行こうかとか」と苦笑いを浮かべた中島は、「普段の生活でやっていることが試合に出ると思うので、決断力を持って行動することが意外と大事」と語った。