AFX通信によると、米証券会社A.G.エドワーズは、ミューチュアルファンド（株式投信）で不適切な取引を行った疑いで、米SEC（証券取引委員会）から民事訴訟を提起される可能性が出てきた。同社が12日、SECに提出した報告書で明らかになった。

　　不適切な取引は、マーケット・タイミング取引に関するもので、この取引自体は違法な取引ではないが、もともと長期運用の対象である投信が短期間にひんぱんに売買されるとその売買コストが個人投資家の負担となり、利益を損なう恐れがある。多くの証券会社はヘッジファンドなど特定の顧客に頻繁な取引をさせているとして批判している。ニューヨーク証券取引所も同社を処分する可能性がある。【了】