厚生労働省によると、26〜29歳女性の平均身長は159cm、30代だと158.2cmとなっていますが、年々伸びる傾向にあります。一方で服はフリーサイズのみのラインナップというケースもあり、「サイズが合わない!」という悩みを持っている人も多い様子。

そんな中、『TIGER & BUNNY』『戦国BASARA』などのアンソロジーで活躍中で、自身の身長が167.5cmだという柳バトシローさん(@batoshiroh)が高身長女子の脳内ショッピングの様子をマンガにしてツイート。同じ境遇の女子からの共感の反応が集まっています。

「試着するまでもなく結果がわかっちゃう」という柳さん。オーバーサイズのジャケットは「父ちゃん」、フリルは袖が足らなくて「サンバ」状態に……。

ショルダーオフは肩がちゃんと露出せず、パフスリーブはパッツンパッツンで「アマゾネス」に……。脳内ウインドウショッピングで「流行りで出てくる服の大半は強そうになる……。俺は詳しいんだ……」とすっかり諦めの境地で締められています。

この柳さんのマンガには、「分かりすぎて涙で前が見えない」といった反応があったほか、「SMLの表記はそのままなのにサイズが小さくなっていて絶望した」という切実すぎる体験談も寄せられ、中には次のようなツイートも。

うぅっ…
わかります…

小学生の頃から既に女児の服がつんつるてんで着れず、男児の服で着れそうな色柄のLサイズを着ていたのですが、幼なじみの同級生男児がMサイズだった時、マジに凹みました

好きでボーイッシュだったんじゃない…
入る服がなかったんだ…

『Twitter』のモーメントに高身長女子の悩みマンガをまとめている柳さんは、「本当に日々悩まれている方のコメントが山のように……」と同じ悩みを抱えている人が多いことを実感している様子で、「マイノリティは割合こそ少なくとも、人口で見れば決して少なくはないのではと感じます。これから少しでも好きなものを自由に選べる機会が増えればと切に願います。あと靴の内側かたすぎません????」とコメントしてくれました。

最近では『ZARA』や『Abercrombie & Fitch』といった海外ブランドだと高身長女子に合う服も店頭に並ぶようになっていますが、それでも多くのブランドが平均身長の157〜159cm前後の体型を想定して服を作っているのが現実。とりわけ甘めコーデをしたいという高身長女子向けのワードローブをラインナップしているブランドは少なく、彼女たちの悩みが尽きることがないことが浮き彫りになったといえそうです。

服も靴もねェ!!(柳バトシローさんの『Twitter』モーメント)
https://twitter.com/i/moments/945550919206178816 [リンク]

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