[めんたいワイド- 福岡放送] 2017年9月7日放送の「特報THEスライドショー」では、中学生の部活時間と学力について取り上げました。

文部科学省が行う全国学力テストの結果から、学力と部活動の関係性が分かりました。


学力アップのためには部活も必要？（画像はイメージ）

1〜2時間部活動をする人は成績もよかった

部活動の時間を1日あたりどのくらいしているかでグループ分けをし、その時間と学力についてデータを分析すると次のようになりました。

部活の時間が1〜2時間だった人の平均正解率は「国語A」「数学A」ともに1位で、部活を全くしていないグループが最下位となりました。

このような結果になったのは、次のような理由が考えられます。

・長時間部活の場合は、勉強時間が奪われる
・部活を全くしていない場合は、学校生活や学業になじめていない可能性がある
・1〜2時間程度、部活をする場合は、心身に負荷がなく勉強の余裕もある

福岡の中学生は？

では、福岡県ではどういう結果が出ているのでしょうか。

福岡県の部活と学力の現状を調べると、部活動の長さは１日に2時間37分で全国3位。学力テストは35位となっていました。

福岡県の部活時間は「福岡県運動部活動運営の指針」により、平日は2〜3時間、休日は3〜4時間とされていました。

今回の学力テストの結果を受け、見直す議論はまだ決まっていないそうですが、スポーツ庁が作成するガイドラインに沿って判断することになるようです。

私が学生の頃は、部活動の時間が長く、休日は朝から夕方までなんてこともありました。今では、時間が定められているので多少勉強の時間も取れるのかなと思っていましたが、やはり部活の時間が長いと体力的にも疲れてしまい、帰ってから勉強をするのが面倒になるということもあるようです。（ライター：ぴよこ）