代表戦で存在感示したドラクスラー、PSGでのポジション奪取に自信

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 9月4日のノルウェー代表戦に6−0で完勝し、ワールドカップ出場を大きく近づけたドイツ代表。試合後、中継を担当したドイツの民放放送局『RTL』は、1得点1アシストを記録したユリアン・ドラクスラー(パリ・サンジェルマン)のインタビューを伝えている。

 ネイマール、キリアン・ムバペと2億ユーロ規模の移籍が立て続けに続き、影が薄くなりつつあるドラクスラーだが、代表では1得点1アシストのほかにも効果的なドリブルで観客を沸かせるなど、大きく存在感をアピールしている。「パリでは2試合ともに短時間しかプレーしていない。でも、コンフェデレーションズカップでほかの選手よりも4週間遅れて合流したことをメディアは忘れてしまっているようだけど……。競争が厳しい中、代表チームの中で自分のレベルを高められことは嬉しいし、90分間プレーできたのは個人的に本当に大きかった。パリに向かっても、自分をメンバーとして考えてもらえるシグナルを送れたと思う」と手応えを掴んだようで、強気な姿勢を見せた。

 今の状況をドラクスラーは次のように分析している。「(ネイマールやムバペらの加入は)嬉しさと難しさの両方がある。一方で、そういったレベルの高いチームでプレーできるのは本当に嬉しい。現在の5、6あるトップチームではあらゆるポジションで競争が強いられている。最終的にポジションを勝ち取らなければいけないのなら、それはバイエルンだろうとPSGだろうと同じこと。でも、2億2000万や1億8000万ユーロで買ってきた選手は、紙の上ではそれだけの高額ということも含めて、最初はチャンスが大きいだろうね」

 しかし、複数のポジションをこなせる自身にもチャンスがあると見ているようだ。「だから自覚的にチームに残ったんだ。そうして、このレベルの競争に身を置いても、自分は互角にやれるということを見せたかった。スタメンの座を勝ち取るためにハードワークをするだけだ」

 代表で結果を残し、気持ちよくチームに戻るドラクスラー。自信を胸に、虎視眈々とポジション奪取を狙う。