県立弘前工業高等学校(青森)
■西武ライオンズ・藤田航生の出身校! 弘前工業高校は明治43年に青森県立工業学校として開設され、昭和10年に県立弘前工業高校となり平成22年に創立100年を迎えた歴史ある学校。体育系の部活が盛んで、バレーボール部やスキー部、ボクシング部は県内で常に上位の結果を残している。
■部員数は75人! 現在1年生25名、2年生27名、3年生23名・計75名の大人数で活動している弘前工業野球部。今年のチームは様々なタイプのピッチャーがいて、守備が安定しているチーム。打撃陣は流し打ちができ、この3つのウリで目標の「甲子園出場」を目指している。野球部からは西武ライオンズの藤田 航生を輩出していて、3年生の寺嶋 英将は「藤田さんを胴上げしたことが思い出深いです」と話す。
■野球の怖さを改めて感じた昨夏の試合 新チームがスタートした時のテーマは「とどめをさす」。その理由を3年生の寺嶋 英将は「夏の大会で9回に6点差をひっくり返されたからです」と教えてくれた。夏の青森県大会準々決勝・弘前学院聖愛との一戦。この試合は9回までは8対2でリードしていた。しかしここで連打を打たれ、逆転負けを喫した。「野球の怖さを改めて思い知りました」と寺嶋。この悔しさからオフシーズンのテーマは「打倒聖愛」に決まった。そのためにはきついメニューもこなす。「ポール間ランといって、ポールとポールまでを1往復×10をやります。1回1分以内です」。目標達成に向け、妥協はない。
■ナックルボーラーがいる!? 弘前工業野球部の投打の要は斎藤 竜馬と阿保 楓真。齊藤は投手として三振を多くとり、打撃でも打率はチームトップクラス。阿保は攻守ともにチームの要となるような存在だ。特に長打力に長けている。そして夏にキーマンでなるだろう存在には齊藤 由伸と須藤 伸弥の名前が挙がった。齊藤 由伸は県内でもトップクラスの俊足の持ち主。須藤はなんとナックルボールを投げれるという。この夏はこの2人に注目だ。
■他のチームよりも長い夏に 夏へ向けて打撃強化、投手強化に励んでいる。「他のチームよりも長い夏にしたいです!」と宣言してくれた寺嶋。取り組んできたことを出し切り、甲子園出場を目指す。
左から齊藤 竜馬、高田 一伸、寺嶋 英将(弘前工業)今までやってきたことを出し切る!ここからは齊藤 竜馬主将(3年)と高田 一伸内野手(3年)にお話を伺いました。
Q.夏に向けて見つかった課題を教えてください
齊藤:制球力と直球の質です。高田:勝負所でのバッティングです。
Q.ここまで振り返って高校野球で一番思い出に残っていることは何ですか?
齊藤:毎日の練習が思い出に残っています。高田:日々の練習です。
Q. 夏にここを見てほしいというところは何ですか?
齊藤:勝負強さです!高田:元気はつらつとプレーする姿です。
Q.このチームの好きなところと、他のチームに負けていないところは?
齊藤:チームワークが良いところと練習量です。高田:根気強さと忍耐力です
Q. この夏はこんな夏にする!という意気込みをお願いします!
齊藤:チームを勝たせるようなプレーをして、悔いを残さないようにします!高田:今までやってきたことをすべて出し切って、弘前工業野球部で良かったと思える夏にしたいです!
齊藤選手・高田選手、ありがとうございました!
練習風景(弘前工業)自分を信じてここからは滝渕 安弘監督にお話を伺いました。
Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。
投手中心に負けない野球ができるチームです。夏に向けてスピードに対応し、ミスの少ないチームにします。
Q. 夏に向けて3年生と部員たちにメッセージをお願いします!
「愚公移山」自分を信じてやってください
滝渕監督、そして弘前工業野球部の皆様、ありがとうございました!
今年も大好評!【僕らの熱い夏 特設ページ】各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!