「画期的な男性避妊薬」販売できない事情が話題

画期的な男性用避妊薬が開発されたものの、販売してくれる製薬会社が見つからないというニュースが伝えられている。

医用生体工学者であるグハ教授は、高分子ゲルを利用した男性避妊薬を開発。コンドームと同様の妊娠予防率98％の有効率、安価で、重篤な副作用なし、さらに高分子ゲルを破壊する注射を打つことで再び受精可能になるという。

現在540人の男性が被験者としてこの薬を投与し、妊娠を予防し続けているという実績もあるが、販売してくれる製薬会社が見つからないと、米ブルームバーグなどが報じた。報道によると、これまでも同様の研究はあったが、男性用避妊薬の財政的価値、すでに大手製薬会社が女性の受胎を制限する製品を販売しているため、製薬会社にとって精を出すほど優先順位は高くないとのこと。

このニュースは米ソーシャルサイト・redditなどでも3,000件を超えるコメントが付くなど大きな話題となっており、「女性ばかりに負担を押しつけるなんて公平ではない」「安くて、また子供ができるようになるならいいものだと思う」「製薬会社は金儲けのことばかり」「この種のニュースは時々出てくるが懐疑的な部分も多い。パイプカットも簡単で有効性も高い」「自分には縁のない話だ…」といったコメントが寄せられている。