浦添商vs美里
秋のリベンジへ!浦添商がコールド発進
野原紅弥(浦添商)
「秋に知念高校にやられて。そのスコアボードをずっと掲げたまま、冬を過ごしてきた」試合後の宮良監督とナインの口から、秋季県大会のスコアボードのことが出てきた。1回戦を突破すると知念高校との対戦が叶うBブロックに入った。そのための準備はもちろん、あの悔しさを忘れないための強さも身につけてきた。それが3回裏の大爆発だった。
2回、浦添商は二死二塁から7番宮城遼と野原紅弥の連続タイムリーで先制すると3回、ヒットとエラーで無死一・二塁として2番仲地佳大が左中間を破る2点タイムリー。友利魁伸もヒットで続き一・三塁として宮城陽一朗の犠飛で三塁走者が生還。さらに山入端郁がセンター前ヒットで繋ぐと美差凪のタイムリーで1点追加。先制打の宮城遼にも2点目タイムリーが出る。6本の長短打で大量7点を刻んで試合を決めた。
秋は故障で投げなかった左腕・野原紅弥は、6安打を浴びるも6奪三振でまずは及第といったところか。右腕・平田玲央との左右両輪で知念打線に立ち向かいたい。
敗れた美里は3回、二死から宮城弥斗が三塁打を放ち、続く川端珠里弥にタイムリーが出て1点差にするなど、序盤はいい形であった。守りでも一塁走者を捕手の島袋雄人が刺すなど、16名の頑張りを見せた。夏で1勝、そして2勝するための糧として欲しい。
(文・写真=當山 雅通)
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