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●子どもと一緒のごはんにも最適
気付いたら2017年がスタートし、年末年始のドタバタも一段落。子どもたちが小学校や幼稚園に通い出してようやくホッとしている。小さな子どものいる家庭では、長期休みは逆に繁忙期になってしまう。

そんなときに、料理を楽できる家電はないかなと探した中で、面白い製品を見つけた。それがレコルトの「HomeBBQ」だ。ダイニングテーブルに置いて、カジュアルに使えるコンパクトなホットプレートである。

○驚きの火力で焼肉もすぐ焼ける

コンパクトなホットプレートは数多く登場しており、著者もいくつかの製品を使ったことがある。そんな中で、Home BBQを特に気に入ったのには、ひとつの理由がある。火力の強さだ。

ホットプレートの構造は非常にシンプルで、ヒーターで鉄板を熱するという点は他の製品も同じだ。しかし、Home BBQはしっかりと肉を焼いてくれる。焦がしてくれる。いつまでたっても焦げない、そんなありきたりのホットプレートとは一線を画する火力があるのだ。

Home BBQはプレートまで含めると三重構造になっている。まず外枠があり、その上に水をセットする水トレイがある。ここにヒーターがセットされ、さらにその上に、食材を焼くプレートを装着する。標準では、6カ所に穴の空いたバーベキュープレートと炒め物などができるフラットプレートが付属する。脱着可能なヒーター部にダイヤルスイッチが付いており、最大250℃の3段階で温度調整できる。

実際にHome BBQを使って、焼肉を楽しんでみた。肉が焦げるまでの時間が非常に速いのだ。また、バーベキュープレートに穴が空いていて、脂が落ちる構造となっているのもよかった。焼き目がキレイに付く点も食欲をそそる。このほか、フラットプレートを装着すれば、朝食の目玉焼きやベーコン、焼きそばなども作れる。本体が小さいため、一度に焼けるのは2〜3人分だが、火力が強いため、素早くできるのが魅力だ。

●得意は焼き物だが、蒸し物・煮物もOK
○オプションプレートでさらなる便利さも

Home BBQには、別売のオプションプレートが2種類用意されている。オススメなのが「セラミックスチーム深鍋」。スープ料理や煮込み料理などができる深鍋と蒸しプレートがセットになっており、非常に便利だった。

例えば、ソーセージや野菜とスープを入れてゆっくり煮込んでおくだけで、ポトフができるし、鍋に水を入れて強火で蒸し野菜などを作るのもいい。実際にこのオプションセットでいくつかのメニューを作ってみたが、火力の強さもあり、蒸ししゃぶしゃぶが非常に美味しく楽しめた。

また、深鍋はセラミック製なので、食材を焼くことも可能。ハンバーグを焼き、そこに煮込み用のソースを流し込む。たったこれだけで、煮込みハンバーグが作れる。別途フライパンで焼いたり、複数のプレートを使い分ける必要もないのだ。ハンバーグを冷凍しておけば、短時間でサッと作れる。焼きを入れたあとは、ほったらかしで煮込めるのが便利だ。

また、お湯を張ってうどんを投入するだけで、釜揚げうどんが楽しめる。これはイベントっぽさがあったため、子どもたちも大喜びだった。

そして、もうひとつのオプションが「バラエティプレート」だ。これは10cmほどの穴が6つ空いたプレート。著者宅ではホットケーキのもとを流し込んで、小さなホットケーキを作ってみた。

余ったごはんを入れて、焼きおにぎりやライスバーガーのバンズを作ることもできるし、オイルを入れてアヒージョを楽しむこともできる。まさに多目的に使えるプレートだ。

○ダイニングに出しっ放しに

コンパクトなので、存在を主張しすぎないHome BBQ。ダイニングテーブルに出しっ放しにしておくのもありだと感じた。立ち上がりが早く、火力が強いため、日常的な食事の調理にも使えるのだ。

これがあれば、いちいちフライパンを出して調理をする気がなくなってしまう。バーベキュープレートでの焼き物と、セラミックスチーム深皿での蒸し物・煮物ができるだけで、料理の手間を大幅に減らせそうだ。

(コヤマタカヒロ)