ファイナルQTには出場せず、生涯獲得賞金資格を行使することを選んだ(撮影:岩本芳弘)

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<カシオワールドオープン 最終日◇27日◇Kochi黒潮カントリークラブ(7,315ヤード・パー72)>
シード権争いの最終章「カシオワールドオープン」は最終ラウンドが中止となり、シード圏外にいた深堀圭一郎はトータル1オーバー55位タイでフィニッシュ。賞金ランキングは102位で終えて来季のシード権獲得はならなかった。次週のファイナルQTには出場しない意向で、生涯獲得賞金25位以内の資格で来季はツアーに出場する。深堀は12年に同権利を行使しているが、その後シードに復帰すれば再度行使することができる。
今季3つ目のカップを掲げる池田勇太
「厳しい1年でしたね。色んな事考えながら心だけは折れないようにやってきましたけど」。ケガにも泣いた1年。左ヒジの故障から始まり右ヒジにも痛みを発症。痛みに耐えるスイングを構築しようとするうちに調子をズルズルと落とし、5年連続での賞金シードを落とす結果となった。
深堀は96年から08年まで13年連続で賞金シードを保持。その後ケガにより3年間シードを失ったが2012年「日本プロ」で2位に入るなどして賞金シードに復帰していた。ファイナルQTに参加して来季の出場権を狙う選択肢もあるが「(生涯獲得賞金の権利を)行使すると思います。来週は(QTに)いかないです」と2度目となる権利の行使を明言。「色々考えてまた元気に戻ってきたい」と49歳を迎える来シーズンの復活を見すえていた。

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