太田宏介の苦悩…3.4万kmを移動しながらも海外組で唯一「出場0分」

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懸案の「10月シリーズ」をなんとか1勝1分で終えた日本代表。

ヴァヒド・ハリルホジッチ監督は所属クラブで出場の機会を失いつつある海外組を13人招集し、メンバーを分けながらこの2試合で様々な選手を起用した。

そんななか、この2連戦で出場の機会がなかったのがフィテッセに所属する太田宏介だ。

今回の2連戦では左サイドバックにそれぞれ別の選手が起用され、イラク戦では酒井高徳が、オーストラリア戦では槙野智章が先発を果たした。

長友佑都がイラク戦の後に脳震盪で帰国したため太田にもチャンスが回ってくるかに思われたが、今回の2連戦は「出場0分」に終わった。

2試合にメンバー入りした海外組の中で、太田は唯一出場機会のなかったフィールドプレーヤーである(GKでは川島永嗣が該当)。

オランダ『AD』によれば、太田は今回の遠征で3万4000kmほどを移動したという。この10日間ほどで、ほぼ地球一周をしたことになる(地球の一周は約4万km)。

太田はドバイ経由でアーネムへと帰ったが、週末に行われるAZ戦ではベンチスタートになるだろうと同紙は伝えている。