宮崎日大vs宮崎第一
■今チームの対戦
今春「第138回九州地区高等学校野球大会宮崎県予選」1回戦：宮崎第一6対1宮崎日大
■今大会の戦績【宮崎日大】1回戦：9対1宮崎学園、2回戦：7対0門川(7回コールド)【宮崎第一】2回戦：3対2都城工(第6シード)
第6シード・都城工を撃破して勢いにのる宮崎第一が、宮崎日大の2年連続夏の甲子園出場を阻止するか？
一方、宮崎日大としては、もちろん今年の夏も宮崎の頂点に！甲子園に！そして、今春大会のリベンジに燃えた！
先発マウンドを任され、ノーヒットピッチングの力投をみせていた宮崎日大8番ピッチャー・木幡(2年)が、2回裏二死二塁から右越え適時二塁打を放ち、自らのバットで先制点をあげた！
しかし、宮崎日大1対0宮崎第一で迎えた4回表。宮崎第一が、二死二塁から5番・堀口の中前適時打で同点とする！
この後、試合がどう動くか？
宮崎日大スタンドからは、野球部員やOB、保護者に加えて、ブラスバンド、チアガール、サッカー部など約300人の盛大な応援が華を添える。応援のほうも、昨夏の甲子園(アルプススタンド)を経験しているだけに立派だ。宮崎日大ナインは、またあの場所に戻りたいと思う一心で、宮崎第一を突き放しにかかる！
5回、昨夏の甲子園メンバーだった3番・木原(3年)が、二死一二塁から左前へ適時二塁打を放ち、1点を勝ち越す！(木原は4打数3安打1打点！うち二塁打と三塁打を放つ大活躍！)
さらに、6回二死二塁から9番・黒木が左越え適時二塁打で1点！8回二死二塁から1番・清田が左越え適時二塁打で1点！3点をリードした。全て、一死から送りバントで得点圏にランナーを進めて、二死からでも一打に期待する攻めが見事に的中！しかも、勝負強い各打者が、しっかりと振りきる各自のフルスイングで長打を放ったのには驚かされた。強力打線を誇る宮崎日大が、このような攻めをすれば鬼に金棒だ！
一方、初戦では1点に笑った宮崎第一だったが、9回表二死二三塁から7番・大野の左前2点適時打で土壇場の粘りをみせるも、今日は、あと一歩ホームが遠かった。1点に泣き、夏を終えた。
ノーシードから連覇を狙う宮崎日大は、同じくノーシードから猛威をみせる宮崎商と、ベスト4進出をかけて準々決勝を戦う！マウンド上で躍動する投手を軸にした堅い守りと、一度、導火線に火がついたら止めようがない強力打線が大きな武器の両チーム。打撃戦となるか？投手戦となるか？細かいミスが許されない戦いになることは間違いない。波乱続きの最激戦Cパートだっただけに、両チームの激突に注目が集まる。
（文＝三角 竜之）
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