宮崎工vs都城西
【第5シード・宮崎工】2回戦：5対4妻(延長10回サヨナラ)【都城西】1回戦：7対1日向、2回戦：6対0日南振徳。14年ぶりに夏2勝をあげた都城西が、まさに！神ってる大逆転・延長サヨナラで初戦突破した第5シード・宮崎工に挑む3回戦は、これぞ夏！！！
今大会で、最も熱い戦いが繰りひろげられた！
1回表、都城西は一死二塁から3番・東が中越えの適時三塁打を放って先制！1回裏、宮崎工は二死一三塁から5番・横山が中前適時打を放って同点！
序盤終わって、都城西1対1宮崎工。4回表、都城西は二死走者なしから9番・恒吉がサード強襲の二塁打で出塁すると、1番キャプテン・重久の中前適時打で勝ち越す！
しかし、相手キャプテンが打てば、黙っていないのが宮崎工のキャプテン。
6回裏、宮崎工の攻撃。先頭の2番・押川が内野安打で出塁すると、一死二塁になって4番キャプテン・��村が一二塁間を抜く右前適時打で同点とする！再び、試合はふりだしに戻る。
6回終わって都城西2対2宮崎工。
初回からマウンドに立ち続けている宮崎工・桝田。3回二死から2番手としてマウンドにあがった�盒供�ともに得点を与えず、2対2のまま延長戦に入った！
すでに、体力的には限界に達している両3年生エース(背番号1)が、プライドをかけた粘投をみせる！そして、一死二塁のピンチをファーストライナー(併殺)でしのぎ、迎えた延長13回裏・宮崎工の攻撃。
一死から2番・押川(左打者)が、絶妙なセーフティバントを三塁線に転がし、50ｍ5秒9の俊足で内野安打！しかも、敵失(暴投)を誘って、押川は二塁へ！続く3番・��山も三塁線へのバントヒットで出塁し、二盗に成功！
一死二三塁。ここで打席に入るのは、4番キャプテン・��村！都城西・�盒兇�絶体絶命のピンチを抑えるか？それとも、宮崎工の4番がサヨナラとするか？
「マウンド上の絶対的エースvsバッターボックスの頼れる4番・キャプテン」
18.44ｍの一対一勝負は、��村の鋭いスイングによって弾き返された白球が左翼手前に落ち、三走・押川が生還！宮崎工が2時間58分の死闘を制して、ベスト8進出を決めた！今大会の組合せ決定後に、唯一、シード校が優位な展開かと思われたBパート。
初戦(2回戦)は、ベンチ内で目を潤ませていた悔し涙が、嬉し涙となって一気に溢れ出た「延長10回サヨナラゲーム」。今日の3回戦では、エース・桝田が一人でマウンドを守ると、4番キャプテン・��村の一打で決めた「延長13回サヨナラゲーム」。これだけのしびれる2戦を勝ち抜いた第5シード・宮崎工と、圧勝で勝ち進んできた第4シード・鵬翔との準々決勝は、どのような戦いが待っているのか？Bパートを抜け出すのはどちらか？注目が集まる。
（文＝三角 竜之）
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