バロテッリ、リヴァプール退団が決定的…クロップ監督の構想外に

写真拡大

 リヴァプールのイタリア人FWマリオ・バロテッリが同クラブを退団することが有力となった。イギリス紙『デイリーメール』が8日に報じている。

 日本代表FW本田圭佑が所属するミランへのレンタル移籍期間が満了を迎え、所属元のリヴァプールでトレーニングに参加しているバロテッリ。2014−15シーズンはリヴァプールでプレミアリーグ16試合出場1ゴールに終わり、2015−16シーズンはミランで再起を期したものの、セリエAで20試合出場1ゴールを記録するにとどまった。2年連続で結果を残せず、今後の動向に注目が集まっている。

 リヴァプールは9日に英5部リーグのトレンメア・ローヴァーズと親善試合を行ったが、バロテッリはメンバーに招集されなかった。今回の報道によると、ユルゲン・クロップ監督は同選手を新シーズンの戦力としてカウントしていないという。

 バロテッリとリヴァプールとの週給9万ポンド(約1200万円)の契約はあと1年残っているが、同紙は今夏の移籍市場での退団が「両者にとって最善の策」と記している。

 なお、7日付のイギリスメディア『スカイスポーツ』によれば、セリエA初昇格を決めたクロトーネがバロテッリの獲得を目指している。同クラブのラファエレ・ヴレンナ会長が「私はバロテッリの代理人であるミノ・ライオラに電話をかけたんだ」とコメント。同選手との接触を認めている。また、中国のクラブからの関心も報じられている。

 先日、「俺はバロンドールを獲るよ」という発言が話題となったバロテッリ。活躍を誓って迎える新シーズン、まずは所属クラブを探す作業を迫られることとなりそうだ。