米グーグル、S&P500銘柄になるとの観測で高値更新
CBS MarketWatchによると、米インターネット検索大手のグーグルの株価が、23日の米ナスダック市場で、前週末比5.73%高の255.45ドルとなり、昨年8月の株式公開当時の85ドルを超え、高値を更新した。この背景は、同社がS&P500(スタンダード・アンド・プアーズ総合500種株価指数)に構成銘柄として組み入れられるとの観測だ。S&P500の銘柄に選ばれるためには、過去12ヵ月以内にIPO(新規株式公開)を行い、発行済み株式時価総額が40億ドル(約4365億円)を超えていることが条件となる。
グーグルの場合、機関投資家上位10社による同社の持ち株比率は、昨年9月の8%から同年12月には20%と大幅に上昇した。しかし、ヤフーの34%、イーベイの27%、アマゾンの52%と比べると低水準となっている。米調査会社シンクエクイティーのアナリスト、ジョン・ティンカー氏は、同社は機関投資家の投資対象先としての評価はまだ低いとしているが、同氏は、今の株価の上昇ペースが続けば、近いうちに300ドルを突破する可能性があるとし、同社の株価目標を330ドルに設定している。【了】