CBS MarketWatchによると、23日の米株式市場は、グーグルやインテルなどのIT関連株が相場全体をけん引し、ダウ平均株価指数は反発、前週末比51.65ドル(0.5%)高の1万0523.56ドルとなり、4月7日以来の高い終値となった。また、ハイテク株のウェートが高いナスダック総合株価指数は7日続伸し、10.23ポイント(0.5%)高の2056.65となり、3月10日以来の高値で引けた。S&P500株価指数は4.58ポイント(0.4%)高の1193.86と、3月15日以来の高い終値となった。

  個別銘柄の動きでは、米インターネット検索大手のグーグルは、S&P500の構成銘柄に加えられるとの観測を受け、ナスダック市場で、前週末比5.73%高の255.45ドルで引けた。また、米経済紙ウォールストリート・ジャーナルは23日付けで、米パソコン大手アップル・コンピュータが、米半導体最大手インテルのチップを採用することを検討していると報じたことから、アップルは同5.89%高の39.76ドルで、インテルは同0.57%高の26.50ドルで引けている。

  また、米食品大手キャンベル・スープは、第3四半期の最終利益が市場予測の1株当たり33セントを上回る35セントとなったことから、同1.58%高の30.82ドルで引けた。また、米業務用ソフトウエア大手のBMCソフトウエアは、長期的な業績見通しが不安定であるとして、米投資銀行大手のレッグ・メーソンが同社の投資判断を「セル」に格下げしたことから、同1.91%安の17.45ドルで引けた。【了】