特定非営利活動法人オックスファム・ジャパン（東京都台東区）は、福島県でチャリティイベント「オックスファム・トレイルウォーカー東北2016」を2016年7月9日から11日に開催する。


世界各国から参加者が集まる

トレイルウォーキング＆ランニングのイベントで、4人1チームで50kmを24時間以内、100kmを48時間以内に踏破する。スタートからゴールまで全行程を4人1組で完歩しなければ順位もつかない過酷な挑戦だ。

今年は2コースが同時開催され、50kmは二本松市岳温泉をスタート、安達太良山を登り、郡山市磐梯熱海温泉がゴール。100kmはそこからさらに額取山に登って猪苗代湖をのぞみ、本宮市や大玉村を経由してスタート地点の額温泉に戻るコースとなっている。

各チームは山道を歩くだけでなく、最少6万円の寄付金集めにも挑戦する。集められた寄付金はオックスファム・ジャパンを通じて、緊急人道支援活動や長期開発支援、貧困問題に取り組むための調査提言書に活用されるほか、東北の復興支援に役立てられる。

参加登録チームはすでに200チーム（800人）を超え、そのうち約25％が外国人と国際色豊か。イベント当日は参加者、サポーター、ボランティアなど1000人以上が各地から岳温泉に集まる。参加申し込みは6月20日まで。

参加者募集と同時にボランティアの応募も受け付けている。参加者が休憩するチェックポイントでの給水やフード提供、時間の計測、英語通訳などが主な仕事だ。詳細はオックスファム・ジャパンのホームページから。問い合わせは03-3834-1556まで。


ボランティアの様子

オックスファム・トレイルウォーカーは1981年に香港で始まった。その後、世界的な国際協力イベントとして定着し、これまでに47億円以上の寄付が集められた。日本でも2007年から毎年開催され、今年で10年目となる。

国際NGOオックスファムは1942年にイギリスで設立された国際協力団体で、世界90か国以上で活動し、貧困を生み出す状況を変えるために活動している。