秋葉原駅電気街口にある「毎日閉店する店」が本当に閉店するようだ、と2016年2月22日に投稿されたツイートが話題になっている。日ごとに異なる店が入居し、時計やバッグを閉店セールとして販売する名物店舗で、秋葉原の日常の1つだった。そんなアキバ名物、毎日繰り返される「本日閉店」の声が聞けなくなる日が来たのかもしれない。記者は早速現地に足を運んだ。

変わりつつある駅前

数年間、毎日繰り返される「閉店セール!」、「全商品売り尽くし!」という威勢のいい呼び込みは、秋葉原に訪れたことのある人ならだれもが聞いたことがあるだろう。同時に、「この前も閉店って言ってなかった?」と疑問を抱いたかもしれない。本当に閉店するなら、その現場を一目見ておきたいところだ。

秋葉原駅電気街口を出て、店に近づいていくと、解体されている店舗が見えてきた。やはり、本当に閉店するようだ。





かつては呼び込みの声がにぎやかに響いていた一角だが、今はもう影も形もない。

この場所に今後何が出来るのかは不明だが、あの「本日閉店!」の声を聞くことはしばらくないだろう。

余談だが、同じく秋葉原名物だった「GALERIE BRAVE」、通称「エウリアン」の店舗跡地には、ミニチーズタルトの「PABLO mini」が開店予定だ。(参照:秋葉原から「エウリアン」消滅!? その行方を追ってみた

こうして、かつてのアキバ名物「終わらない閉店セール」と「エウリアン」が街を離れ、駅前の景色も変わりつつある。





ちなみに、毎日閉店セールのあの店は、短期の貸店舗サービスを行っている7Day'sの店舗。1日のみのオープンなども可能なので、開店と同時に閉店日、ということもできる。毎日のように閉店セールが行われていた理由はおそらくこれだろう。