現役高校生、大阪府のAさん(10代男性)からの投稿を紹介しよう。

Aさんが通っているのは、地元のX高校だ。その近所には、Y女学院(仮名)という女子高があるのだが、その女子高の校則には、

「X高校の生徒と関わってはいけません」

という一項があるのだとか......。さらにAさんによると、元々は同じだった両校の通学時間も、最近ではずらされてしまっているのだという。......X高校の皆さん、どうか気を落とさないでください。

沖縄の校則はやっぱりすごい!?

Jタウンネットで各地の「変な校則」を特集したところ、編集部には続々と読者からの情報提供が寄せられている。


いろんな校則があるものです

続いての投稿を見てみよう。教えてくれたのは、沖縄県のBさん(30代男性・アルバイト)だ。Bさんの出身中学校にあったという校則が、

「メリケン粉を買って、まき散らしてはいけない」

なんのことやら......と思うが、沖縄では卒業式に「メリケン粉投げ」といわれる、卒業生にメリケン粉をかけて祝福する、という習慣が一部にあるのだとか(Bさんに言わせると、「ほとんどの生徒はそんな野蛮なことはしません」)。この校則は、それを取り締まるためのものだという。もっとも、近年にいたるまでこの習慣は続いているらしいので、実効性は微妙だったと言わざるを得まい。

また、90年代の凶悪少年犯罪続発を受けて作られたのが、

「『死ね』『殺す』と言ってはいけない」

という校則だ。一見いい心がけに見えるが、実際にはうっかり「殺す」と口走った生徒に、先生の方が「『殺す』って言うなバカヤロー! てめえを殺すぞ! 死ねやボケ!」と怒鳴ってしまうような状態だったそうで、やっぱりあまり役には立たなかったらしい。

「××を盗ったら停学、食べたら退学」は都市伝説

前回の記事で、「果物を盗ったら停学(退学)」といった投稿が多数寄せられたことを紹介したが、千葉県の高校に通うCさん(10代男性)からは、

「高校の隣の梨畑で、梨を盗ったら停学。食べたら退学」

という校則があるらしい、とのメールがあった。もっともこのルール、実際に文章の形で校則になっているかはわからないそうで、「校則というか都市伝説というか......前から受け継がれてきた言葉」(Cさん談)なんだとか。

やはりCさんの高校では、髪型について、

「流行に乗らない髪型」

と規定されているのだという。あいまいすぎる......!

違反すると痛すぎる罰

福岡県のDさん(30代男性・会社員)の高校では、

「トランクス禁止」

という校則があったという。

「時々検査もあり、違反者は男性の急所をデコピンされていました」

あまりに痛すぎる罰である。

女子も、ブラウスの下は白しか許されていなかった。違反すると没収なので、「雨が降ると大変な姿でした......」。

持ち物に関するものでもう1つ、東京都のEさん(40代女性・会社員)の学校の校則を。

「紙袋を持って学校に行くときには、事前に『紙袋届』を出さないといけない」

指定以外の鞄、という扱いだからなのだろうが......。いくらなんでも厳しい。

明快な「スケベなことをしてはいけない」

同じくEさんの学校には、

「外で父親と兄弟以外の男性と話してはいけない。いとこも不可」

という校則もあった。いとこがダメなのは、「結婚できるから」なんだとか。かえって生々しい。

こうした堅苦しい校則が多い中、やはり東京都のFさん(50代女性・兼業主婦)の通っていた公立中学校では、校長先生が「生徒が校則を守らないのは、大人のお仕着せだからだ」として、生徒たちに自ら校則を作らせるという先進的な取り組みを行った。そうしてできたのが、

「スケベなことをしてはいけない」

という一項だ。校長先生は教育委員会にお小言をいただいたそうだが、上のものと比べればよっぽど素敵なルールだと思う。

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