[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2015年11月10日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、灯油を入れるポリタンクの色について討論がなされていました。

石川県では、灯油を入れるポリタンクは「青色」で、県内のホームセンターにも青しかありません。しかし、関東の方にいくと「赤色」が定番なのだそうです。


赤と青の灯油用ポリタンク(橄欖岩さん撮影、Wikipedia日本語版より)

北陸では、青!富山と新潟が分かれ目

県内に住む県外出身者によると、神戸では青、群馬では赤、宮城でも赤だそうで、青い色のポリタンクを使う人にとっては、「赤は危険な感じがする」、赤色ユーザーからしてみれば「青は水が入っているイメージ」など、思いも様々です。

そこで、どこが赤と青の境界なのか、中部地方のカーマホームセンターを調べてみると、静岡県沼津市では、赤と青を取り扱っているとのこと。北陸では、富山と新潟の県境、岐阜と長野の県境に赤と青の境目がありました。

「青」が当たり前と思っていましたが、二つ県をまたぐと「赤」になるのですね。

もともと灯油は、ブリキ缶などに入れていたのですが、昭和42年ころから乳白色のポリタンクに入れるようになりました。ところが、昭和52年に色を付けることが義務付けられたのです。

関東地方では危険を促す「赤」が、関西地方ではコストが安く済む「青」が定着したと言われています。

ちなみに、色をつけることで紫外線による灯油の劣化も防ぐことが出来るとか。面白い雑学を知ることができましたね。(ライター:りえ160)