男児が「お腹すいてないか、牛丼食べに行こう」と声をかけられる...これは「事案」?それとも「いい話」?
牛丼巡るこの事案、どう思う?画像はイメージです(Hajime NAKANOさん撮影、flickrより)
全国各地の「防犯メール」の中から、気になった事案を紹介する本連載。今回は、大阪府の「大阪府警察安まちメール」へ寄せられた声かけ事案を取り上げたい。
一人遊ぶ男児に、老人が...
2015年11月2日、17時ごろ。大阪市西成区岸里で、声かけ事案が発生した。
路上で男児が遊んでいると、年齢が50歳くらいの男に遭遇した。男は男児に対して「お腹空いてないか、牛丼食べに行こう」と声をかけてきた。男はその後、男児の腕を掴んだという。
やはり違和感を覚えるのは、男の「牛丼食べに行こう」という発言だ。男の目的が連れ去りだったのならば、オモチャやお菓子といった子どもの好きそうなモノを用いるのが普通だろう。そう考えると、この男は本当に腹を空かせている男児のことを労わって声をかけたのかもしれない。
もちろん、連れ去りを目的とした悪質な声かけだった可能性も捨てきれないことは確か。その真相は分からないが、色々と想像を膨らませてしまう事案だ。
事案ウォッチ全国の事案情報を紐解き、ときに想像を膨らませながらご紹介。本連載でお届けする内容が、少しでも身近な犯罪の抑止につながれば幸いだ。