名前が騒動を呼んだ高崎山の「シャーロット」、美少女サルに育っていた
大分市の高崎山自然動物園は、1500頭以上が生息するニホンザルの楽園だ。檻の中で飼育しているのではなく、高崎山にいる野生のサルを餌付けしている。
2015年3月、高崎山に可愛いメスザルが生まれた。その年の初子ということもあり、動物園は赤ちゃんザルの名前を公募。「カタカナで2文字以上5文字以内の名前」「この1年で話題になった言葉や出来事にちなんだ名前」という条件つきで募集した結果、5月6日、「シャーロット」という名前に決まった。
シャーロット(大分市のフェイスブックページ「いいやん!大分」から。権利元の動物園の許可を得て転載)
しかし、その名前が5月2日に英国で誕生したシャーロット王女と同じだったため、「撤回してほしい」と日本中から非難が集中した。一時は撤回を表明するも、英国王室広報が「気にしません」とアナウンスした結果、当初のシャーロットに落ち着いている。
性格は活発でおてんば
シャーロットが人間たちの論争を感づいていたかどうか不明だが、シャーロットは動物園で一番の人気者となっている。彼女の人気も手伝ってか、2015年7・8月の入園者数は、前年比で8000人増えた。
高崎山自然動物園公式サイト
8月には「シャーロット」のポストカードを発売する。カードは5種類。1枚100円で5枚セットなら400円。動物園の担当者によると売上は上々だ。
シャーロットはとても活発な性格のおてんば娘で、敷地内を毎日元気よく駆け回っている。好奇心はとても旺盛。人気の理由の秘密について動物園は次のように分析する。
「母ザルがとてもキレイな顔立ちをしているため、シャーロットちゃんもとても可愛らしい顔立ちをしています。特に、大きな目が特徴です」
母ザルのオフセとシャーロット(高崎山自然動物園のスタッフブログから転載)
母ザルの名前は「オフセ」。2015年7月12日のスタッフブログには、母親の背中に乗ったり、寄り添ったりしているシャーロットの姿がアップされている。
赤ちゃんザルはシャーロットだけではない。例えば5月29日は、C群で1頭、B群で3頭生まれていた。
「今年産まれの赤ちゃんザルたちが 高崎山保育園で元気いっぱいに遊ぶ様子はとても可愛らしいですよ。可愛いコザルたちに会いに来てくださいね」(動物園担当者)