学生の窓口編集部

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現在では「十二支(じゅうにし)」といえば、年賀状に登場する「年ごとの動物キャラクター」と思われています。例えば、2015年は「未年(ひつじどし)」で、来年は「申年(さるどし)」といった具合に。この十二支ですが、あなたは全部順番に言えますか!?

■十二支は生活に密着していた!

十二支は、古くは「方角」や「時間」を表すのに使われ、日常生活に欠かせないものでした。十二支を基にして作られたものはたくさんあります。

例えば、「鬼のはいているパンツ」はなぜ「虎皮」なのでしょうか。これは、鬼門とされている北東が「丑寅(うしとら)」に当たるところからきているそうです。

人を呪う「丑(うし)の刻参り」は、「丑(うし)の刻」(現在の午前1-3時)に行うからその名前があるわけです。怪談によく登場する「草木も眠る丑(うし)三つ時……」なんてのも十二支を用いた時間の表現です。

今では年賀状のキャラでしか利用されませんが、十二支は日本人の基本知識だったのです。日本の十二支は「子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)」で、

「ね、うし、とら、う……」

と覚えますよね。でも、昔と違って十二支を全部覚えている人は多くないのではないでしょうか!?
十二支を全部言えますか?「3割言えない」
■ね、うし、とら、う、たつ、み……後はガチで覚えないと駄目!?

読者532人に十二支を覚えているかを聞いてみました。

Q.「十二支」をそらで全部言えますか?

はい……387人(72.7%)
いいえ……145人(27.3%)

3割弱の人は全部は言えないようです。必要になるのは年賀状を書くときだけという状況ですからこの結果も無理はないですね。

次に、上の質問に「いいえ」と答えた人に「どこまで言えるか」を聞いてみたところ、下のような結果になりました。

■「十二支」をここまでは言える!
子(ね)……9人(6.2%)
丑(うし)……6人(4.1%)
寅(とら)……5人(3.4%)
卯(う)……5人(3.4%)
辰(たつ)……4人(2.8%)
巳(み)……31人(21.4%)
午(うま)……37人(25.5%)
未(ひつじ)……10人(6.9%)
申(さる)……15人(10.3%)
酉(とり)……6人(4.1%)
戌(いぬ)……7人(4.8%)
全部言えない……10人(6.9%)

「午(うま)」が最多回答ですので、「ね、うし、とら、う、たつ、み、うま」で止まってしまう人が一番多いのですね。

また「巳(み)」も「午(うま)」に次いで多いですから「ね、うし、とら、う、たつ、み」で止まってしまう人も多いようです。

ある芸人さんがテレビのバラエティー番組内で「ね、うし、とら、う、たつ、み……後はガチで覚えないとアカン!」と言っていましたが、この後を覚えるのは大変なのかもしれません。

あなたは、十二支を順番に全部言えますか?

※マイナビスチューデント調べ。(2015年6月にWebアンケート。有効回答数532件。19歳〜78歳の社会人男女)

(高橋モータース@dcp)