【ファンキー通信】松尾芭蕉に豊臣秀吉・・・偉人たちがブログを更新!?

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 松尾芭蕉、豊臣秀吉、伊能忠敬、マリーアントワネット・・・みんな、教科書に出てきた偉人たちである。そんな偉人たちが、とあるサイトでブログを更新しているんだとか。

 日替わりで更新されている「偉人ブログ」では、教科書では教えてくれないような偉人たちの人となりを知ることができる。最近、伊能忠敬は「隣の奥さんのバストを測量したくてたまらない」と告白していた。

 今回、このブログの管理者である田村氏に話を聞くことができた。まず、このブログはどのように作られているのか、率直に聞いてみた。

 「隠しても仕方がないので、正直にお答えします。Googleのキャッシュから昔の偉人達のブログを探し出しています。あ、嘘。家の近くにある川原で拾った石版に書いてありました。いや、違うかな。実は僕はイタコでして、あー、これはないかな。えーっと、アレです、イタコです」(「偉人ブログ」管理人 田村氏)

 うまくごまかされてしまった。国を動かしてきた偉人たちのブログだ、やはり言えることと言えないことがあるのであろう。彼は言葉を丁寧に選びながら、質問に答えた。

 管理人としての仕事は、偉人たちと連絡を取りブログを書かせること。Skypeを連絡手段として使っているという。ときには偉人たちの尻をたたくこともあるんだとか。偉人とのエピソードをひとつ聞かせてくれた。

 「偉人の中には、わがままな人もいますね。偉いだけあって。特に千利休は、お茶ひとつに対してもすごい文句を言ってきます。今の気分はアールグレイだとか、ミルクティーにはどの茶葉だとか、うるさくてたまりません。抹茶を出すと烈火のごとく怒ります。苦手らしいです」(同)

 やはり偉人は常人とは感覚が違うのだろう、コミュニケーションを取るのも一苦労だ。毎日更新のため多忙を極めている田村氏だが、やはり読者の反応が励みになっているという。読者へのメッセージをもらった。

 「いつも読んでいただいている方のおかげでやる気が出ます。これから読む方が、好きな偉人を見つけてくれたら嬉しいですね。新聞の4コマを読むくらいの軽いスタンスで楽しんでいただけたら幸いです」(同)

 まさに歴史の裏側が垣間見られる偉人ブログ。歴史に興味がない人でも、偉人たちの魅力にひきつけられることは間違いない。ただひとつ注意すべき点は、温かい目をもって読んでもらいたいということだけである。(加藤克和/verb)

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