26日、都内のライブハウスで新型車「bB(ビービー)」を発表するトヨタの渡辺社長(撮影:吉川忠行)

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トヨタ自動車<7203>は26日、若者向けのコンパクト2ボックス車「bB(ビービー)」を全面改良した新型を発売した。

 同車は、「パッソ」と同じ車台を使った個性派の小型車として2000年2月に誕生し、新型は2代目となる。「クルマ型ミュージックプレイヤー」をテーマに、室内にスピーカー9台、照明11個を配置し、ライブハウスのような空間を演出したという。東京都江東区の大型ライブハウスで開いた発表記者会見で、渡辺捷昭社長は「若い人たちの心を確実につかむため、若者の好みやライフスタイルを勉強した」と話した。

 エンジンは、高性能と低燃費を両立するVVT-i(連続可変バルブタイミング機構)を採用した直列4気筒DOHCエンジンを搭載、排気量は1.3リットルと1.5 リットルの2種類。税込価格は2WD(FF)で134万4000円から170万1000円、4WDで151万2000円から184万8000円。

 若者を意識して、深夜時間帯を中心に流すテレビCMには布袋寅泰さんとリップ・スライムが共演した音楽を起用。来春にかけては、ダンスイベント形式の販促活動を、主要都市のクラブで行うとしている。生産は子会社のダイハツ工業に委託、月販目標台数は5000台を見込む。【了】

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