台湾の子パンダ・円仔、ママとお別れ  6日昼から一人暮らし開始

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(台北 6日 中央社)台北市立動物園で飼育されている満1歳半のジャイアントパンダ「円仔」(ユエンヅァイ)が6日昼から、母の「円円」(ユエンユエン)と一緒の生活を終え、”一人暮らし”を始めている。

同日午前11時すぎ、円円が保育員に連れられ、円仔のいる部屋を後にした時、円仔は母との別れが訪れたことも知らず、ぐっすり寝ていたという。

母子が交流する最後の瞬間をひと目見ようと、同園には開園と同時に十数人のファンが訪れた。今後二頭が一緒にいる姿を見られないことを残念がる一方、円仔の成長を喜ぶ声も聞かれた。

ジャイアントパンダはもともと単独で行動する動物であり、同園では昨年12月中旬ごろから円仔の自立訓練を始め、徐々に円円と一緒に過ごす時間を減らしていた。

同園の広報担当者は、円円が毎年2月末から3月初旬にかけて発情期を迎えることから、父パンダの「団団」(トゥアントゥアン)の頑張りがあれば、今年にも円仔に兄弟ができるのではと語っている。

(顧セン/編集:名切千絵)